漫画、ラノベに対して抱く、巻数問題。 | ◆完成品屋さんによるblog◇模型と猫◇組立彩色工房 岩崎◆

漫画、ラノベに対して抱く、巻数問題。

小学生の頃から漫画を見て育った世代の最初の方に属するだろうなと思う。

松本零士、永井豪、藤子不二雄、赤塚不二夫等からそれ以後の世代の作家さん。

今に至る迄好きな絵柄の漫画家さんは多い。

漫画連載で難しいのは編集部の思惑だろうな。

私個人の感想としては、如何に面白くても日常系やらラブコメモノは、10巻前後迄に物語にカタを付けるのがベストでしょう。

ガンダムの様なそもそも政治とか色々なファクターが絡むモノでも、連載が無駄に長いとダメだったでしょう。安彦氏のオリジンも上手くまとめて24巻で〆た。

シャアの誕生譚を加えての展開は良かったと思う。

アニメOVAでは、赤い彗星譚だけになったのは些か残念ではある。

 

見てたラブコメモノでキャラが増え過ぎるのも萎えを感じる一因なのよね。

漫画では良く有る対比構造も、度が過ぎると興ざめが進む。

20巻以内に留めないから、幾ら絵柄が好きでも続きを見る気が失せて買わなくなる。

歳を喰ってると何処かで見た様な心当たりの展開で萎えるのだろうな。

編集の稼ぎの都合で無駄に伸びる、キャラが増えるは悪手なのだが、金の事しか頭に無い編集部だと描き手を疲弊させる。

 

SFモノでも、世界観の開示が早期から展開されていると奥行きが決まって居るので下手な延ばしで自滅しかねないのも描き手が認識してたらマシなのだけどね。

最初は緻密な描画も、連載が長引くと同人誌の様な大割のコマ、見開きが増えたりと尺稼ぎが露骨化して秋が来るのも多いよな。

 

漫画も大概長編描いてる人も居ますけど、傍から見てると単に迷走してるだけにも思える。開始時点では終点決まってた筈だけど、或いは見切り、思い付きで始めて

気付いたら延々伸びての連載と言うのも有るだろうけど、死没以外に止め様が無いと言うのも有るのかも知れない。

 

最近の作家さんは緻密に描き過ぎて腕を痛めてしまったり、病になり描けなくなり、

アシスタントで原作者も認める描画力で継続分を描き上げるとか言う事態も出てますものね。

ガンダムのサンボルとか、ベルセルクとか。後継を出来る方が育ってて幸いと言う。

連載決まった頃に体に異常が出て、連載止まるとか言う不幸な人も居るからねぇ。

 

絵を描く人以外にも延々書けると言う点では、ラノベ等の読み物でも多いよね。

私が90年代辺りから見てて、2000年以後の気に入ったシリーズモノで、追う気が消えたモノも多い。余りに長過ぎてサザエさんモードへ突入してると思えるからだ。

結末は見たいと思うけど、ラノベの場合、色んな枝分かれをするので追い切れない。

とある~もアニメに成る前から見てたけど、ラノベとしての第一期?と続編の中間辺りで追うのを辞めた。レールガンの方も同じ。コミックの方の展開も共に10巻超えた辺りから辞めたな。近所の本屋が仕入れてたり止めてたりの差が激しいので追跡が中断するのも有るけど、漫画と違い、一つのストーリーが二冊、三冊と継続する事も有るから大括りのお話としての一話が遠大過ぎるのよね。一冊のPが無駄に多く成る作者さんも多いしね。

SAOシリーズも別作家のスピンオフ作品は巻数も少ないのでまだよいが、続巻が出る迄が長い。本編はアリシゼーション編迄は楽しんで読めたが、以後がドンドン長く成るわ、ファースト部分の端折った部分の描き起こし等も増えて追い切れなくなった。

魔法科は成人編に成って世界観に変化も加わるので楽しめる。

ただ、この作家さんも時間軸が同じでキャラが違うシリーズが短編一つと長編二本出してるので、同じ時間軸ストーリーがこれ以上増えないとイイなと思う事も有る。