愛犬の日 | ◆完成品屋さんによるblog◇模型と猫◇組立彩色工房 岩崎◆

愛犬の日

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私の家も犬は都合三代飼ってたね。
私が生まれる前に一匹。一枚だけ親のアルバムに貼って有った。名が書かれてないのでどの様な名前で呼んでたのは不明なまま。
二代目は小六卒業前に親父が仕事に出てた先の建築現場で迷い込んで来た雑種の子犬、雑種のミックス系、名前はジョンと私が付けさせて貰った。この子は五年程でした。
半外飼いの様な感じ。昔の我が家は勝手口へ繋がる風呂の焚口が設置してある上がり框の小さなスペースにジョンの寝床を作ってた。
蚊に刺され易い場所だったし、当時フィラリアと言う心臓内に沸く寄生虫なんて知らなかったから、症状が出た段階で詰んでた。手術すれば何とかなるが、100万要ると言う事から、子供の学資が掛かる=弟も直に高校へ上がろうかと言う頃合い故に、保健所で安楽死を親父が選択した。
 
三代目は母が貰って来た子。
シバとシェパードのミックスの様な顔の文様を持つガルダ。命名は又私。
この子が初の16年ちょい生きた子。
先代の様に蚊に拠る媒介病を避ける為に最初から屋内飼いへ。
対抗薬も半年間飲ませてフィラリアに寄生されない様にしてた。
しかし、16年を迎えた五月頃に急に倒れ、暫くして意識を取り戻した後、獣医に見て貰った結果、痴呆症が出ただろうと。
七月までは飼い主家族を認識してたが、八月辺りから日照を嫌い出し、散歩も居やがる様に成り、じわじわ行動が怪しくなる。
九月にはほぼ飼い主家族を認識出来ず、名前も覚えていない。
近づけば噛み付く仕草をするし、徘徊が止まらない。
10月に成り後ろ足に何時の間にか出来てた傷の治療後逝去。
 
中型犬ばかりだが、中型犬でも力が強いから興味を持ったモノへ近づきたいと言う欲求が強い時は抑えるのが大変だった。
犬も痴呆症に成るのだなと驚きもしたが、犬ですらアレだけ手間もかかるのだから人間だと…長生きに成るのはまぁ、イイのだが、近所の高齢者の方でもたまに中型犬を連れてる人も居るが、犬種を間違うと制御が大変だろうなと。
昭和の頃は近所さんでもコリー犬や紀州犬、ダルメシアンを飼ってた人を見たが、飼い主も若いから飼えてた感じね。躾をちゃんとしてれば暴れる事は無いけど、老齢に成り、出歩けなくなると下の世話が大変だからね。
ウチのガルダも痴呆が酷く成り、散歩に出ないとなると玄関の上がり框を利用して其処で隔離するしかない。粗相も其処でするので常にペットシーツを敷き詰めないと玄関が汚れるからね。二カ月程とは言え、ひっくり返った先に糞が有れば体を綺麗に拭いてやらないといけないからね。
ご飯も水も取らせるのは大変だった。下手に差し出せば指を噛まれるからね。
 
葬儀は二代目は保健所任せだっただろうな。詳細は親父しか知らないから。
三代目は市の火葬場で請け負って貰った。
入れられる大きさの段ボール箱を用意して、元気な時に寝床に使った毛布を敷いてその上に安置し、火葬場へ持ち込みを伝えてから親父の運転で送った。
 
先月のシーナの逝去時に改めて市の火葬場HP見たら、合葬の後は遺骨等の灰は愛知豊橋市の眞龍院と言う処で永代供養されてるらしい。
都合、犬猫で五代、此処にお世話になってるのだろうなと。
 
二頭とも、賢く、命令を聞いた。
ガルダは屋内飼いだから散歩の後は何時もバケツに水を汲み、其処で四肢を洗ってから框を上がらせてた。寝る時は私の股の間で寝る事が日課だったな。
しかし、老齢に成った足が弱った時に二階へ上がって来る事が無くなった。
如何やら私が外出してる時に二階から降りる際に脚を踏み外し、したたかに体を打ってしまい、怖気づいたと言う。以後は親父の布団で寝る事が日課になった。
中型犬でも飼うのなら若い頃の間だろうな。
ホント散歩が苦にならない程度に飼い主の身体も若さが必要だからねw。