参加者漸減傾向? 潮目のワンフェス | ◆完成品屋さんによるblog◇模型と猫◇組立彩色工房 岩崎◆

参加者漸減傾向? 潮目のワンフェス

今年の冬のワンフェスが開催されて一週間、今日Xの方に海洋堂からの報告が上がってたのを見る。

参考画像:自分で撮影した2016頃のワンフェス たぶん4~6エリアの所。

 

ワンダーフェスティバル公式@WF_officialinfo

ワンダーフェスティバル2024[冬]の総参加人数は、【37,650名】でした。 多くの方にご参加いただきまして、本当に本当にありがとうございました。 次回は7月28日に開催いたします。夏もよろしくお願いします。 #WF2024W #WF2024S

 

ほうほう、総参加者数37,650名かぁ。四万のライン切ったのね。

過日、私のブログの方でも当日参加してた方々からの聞き及んだ雰囲気話、そろそろイベントとしての寿命の先が見え始めた気がしますねぇ。

現場に参加した企業さんの方々の見方がそうでしたから。

 

五ちゃん見てても、常に何時ものネタでの批判しか出ていない感じ。

ダミーディーラーの跋扈は無く成らないし、悪事を働く奴の方が規制の網の目を掻い潜る手法の編み出しの方が早い様だ。

古物ディーラーの参加の規制に「古物商許可証」保持者に限定、と言うアイディアも有るが、そもそもそのディーラーの首魁が意地汚い拝金者ならば亡くならないだろうね。

個人であろうと、店舗経営でも、不許可にする方がマシになるだろうが、紛れ込む戦法を採る愚連隊には、あの手の巨大施設イベでは、盲点を調べ尽くして警備の隙を突く方法等既に知ってるだろうからな。

テロリストと同じ、殺されないのだから違反なんかに臆する筈が無い。

ダイパス組の中にどれだけ転売屋の”ファンネル”=バイトが居るかもだろうな。

結局、疑い出したらキリがないのも実情。

 

一部の購買者、原型師の言う事を実現化するにはさ、結局のところネットイベント化するしか無いと言える。

コロナ禍に拠り実イベント開催を辞めたトレフェス形式しか彼等不平不満を言う勢力を黙らせる事は出来ないだろうなと。

結果は出ているだろう。

 

しかし、転売と言う行為にケリを付ける事は出来ない。

購入者の都合に迄、販売者の意図を徹底する事は出来ないからね。

箱にデカデカと通しナンバーを掲載させてもね。

製作・販売者の”権限”は、売る迄しか効果を発揮出来ないだろうから。

これはコミックス、アニメの映像盤ですら同様だよね?

売った、買った限りは死ぬ迄保持しろ、と言う様な規制を法で決めてないから。

要る、要らないは購入者の裁量権に成るだろうし。

 

又、ガレージキット愛好家と言うのもどれだけ今生存しているでしょう?

ただのコレクターレベルなら多いだろう。

仮にワンフェスに来る購入側モデラー百名の内、コレクターに属する属性者が一番多いだろうなと。

買っても作らずにそのままコレクターが逝去する迄 「死蔵」 になり、何れゴミとして廃棄か、運よく価値の判る遺族に拠り古物商へ流れるか?だろう。

こう言う勢は多分七割だろう。

次に多そうなのが多少手付けに成る、仮組み迄は行くと言う属性。

開封してパーツチェックだけはして、欠品部品が無いかだけは確認する。現物の抜き状態を見て、がっかりして「そっ閉じ」で、何れ金欠の時の錬金用として数年保管するとかね。

又は仮組み、仮サフ吹き迄は行くけど、興味が薄れて進まなく成り、死蔵化と言う線ね。

コレで二割半は居るだろう。しかし一番処理に困るのがこう言うモノ。

所持者が意欲を失くして放棄するにも、逝去で遺族が処理するにも手付けであり、モノに拠れば細かい部品は遺失されてるし、そもそも遺族や古物商には「現状モノ」としてしか売り出せない。

そう成るとモデラーの中でも”異質な変わり者しか購入意欲を示す筈がない”からである。部品不備、組み説無し、箱も証紙も無し、海外コピー品疑惑も掛けられるかもと言う事にもなるからね。又、保管状態とかに因っては、そもそも部品状態で埃塗れと言うモノ有り得るから、見栄えも良く無ければそのまま不燃ごみとされるだろう。

 

で、残りの半分は最後まで組み立て・塗装へ至る者。

ただただオタクで完成させた状態を眺めたい、飾って居たいと言う勢。

その中で一人、二人が最後の皿まで喰らう猛者と言う感じだろう。

皿を喰うと言うのは、タダ作って自室に飾るだけで終わる者では無いと言う事。

 

ネットで公開、展示会に参加して展示でドヤるだけでは飽き足らない者の事ね。

要は私の様に最終形態たるペインターに成る者の事。

最初は個人店舗でのショーケース展示で販売協力も兼ねてたね。

プラモ店では戦車とガンプラだった。

ガレージキット専門店が広告に載り出す様に成ってから一番近いⅤ社店へ出入りする様に成り、其処の製品を完成品にして見せたら展示させてと当時の店長氏に言われてから主に其処の製品を中心にGK製作品を展示させて貰う事になり、GK作りの経験値を普通のモデラーよりは積んだと言えるだろうな。数を熟すと言う点で。

某漫画家へのGK完成品プレゼント品の製作依頼、某イベでの完成品展示協力とかを経験させて貰いました。

80~90年代中はこれらガレージキット販売企業は個人店からの成り上がりナ為、原型師と複製作業用の作業員はどんどん雇い入れるが、見本製作者と言うモノは原型師が販売許諾を受ける際に原型か、破損回避の為に贅沢だが一回キリの複製したモノで塗装後の完成状態を見本にする為に製作する程度に留めて、本社で保持して居ればよいと言う思考の時代だったね。

だから系列店が多くてもどの店も自社製品の実物完成品が全く無いと言うオカシナ販売方法で商売をしていたからね。

本社しか持ってない企業は其処で展示しているけど、原型ではなく製品版の複製品の完成品だから設置したらそのまんま。陽の光でソフビ素材がひん曲がろうと、日焼けしようと放置してるのも当たり前だったりしたな。

店舗店員で補修等の管理を出来る技量を持つ奴が居ない、只の販売しか出来ない人も多かったからね。

 

それの潮目が変わったのも2000年に成ってから。中国工場で自社製品の塗装済み完成品を量産し、GK以上に売り捲ると言う流れを作り始めた。

コールドキャストはモノが重い、割れ易い、パッケが化け物クラスでデカいと言う先駆けが出来た。しかし、そもそも超初期は工場の方が「アメリカの化け物等の造形物製造には長けていた処」だったので塗装よりも複製品の染色でミスってたものね。

女の子フィギュアの肌の色の地色が濃緑色=要は軍用グリーンのキャストに直に肌色他を塗ったモノだったので宇宙人に成ってしまった。

(ネタは星やつらのラムだったな。)

某店が仕入れてみたと言うので到着したモノを見せて貰ったら、店長も私も驚く仕上がりでしたもの。

某企業は初手でしくじって結構手酷い損を出したはずだろうな。数年もしない間にこの部門閉じちゃったからね。

で、どの企業も紆余曲折を経て、自社の方針に拠り、銀行からの融資が受け易い=銀行マンが理解出来るモノに拠る事業を選んで今に至る。

 

で、色々2018年以後規制強化とかルール改訂をやり続けて、そろそろ参加者=ディーラー参加に一般参加共に「疲れた」のだろうなと思うわ。

企業は全てのユーザー=ディーラーと一般参加者に対してゾンザイだからな。

いい加減、大型イベが此処しかないからと胡坐掻いてるからなぁ。

本業厳しくてもさ、コレでウハウハだからな。

今年の夏から又色々”値上げ”してるものねぇ。

さて、どれだけ増える? 減るやら。

少なくとも5ちゃん族には不評だからねぇ。

小規模イベの方がと言う人、多いみたいだし。