変わりゆく趣味生活 | ◆完成品屋さんによるblog◇模型と猫◇組立彩色工房 岩崎◆

変わりゆく趣味生活

先日、師匠の所へ伺った際に自分の趣味についてや関わって来たイベントとか出の話で盛り上がっておりました。

今の時代、残念な程個人経営店が持続性を維持するのが難しい時代だと思いますね。

農業者と違い、自主生産品と言うモノが一つも無いから、常に製造元のメーカーの経営戦略に振り回されるからでありますね。

振り回さないのは、キャラモデルを主力に据えない模型企業だけでしょうね。

 

スケモを主力に据えた昔から有る模型企業は振り回さないけど、個人店だった所が80年代辺りからのガレージキットの隆盛に乗っかって、今や中堅企業と成り上がった企業はそれぞれガレージキットを見限ってからは独自路線の主力製品をほぼ中国金型企業を使って脱ガレージキットを達成してるけど、ワンフェスと言うイベントには執着しているのよね。

 

キャラモデルトップ企業のバンダイは、確かに頑張っているだろうけど、既にプラモデルメーカーではなく、唯一巨大なキャラビジネス企業と成っているから、ファン層

の中のロートルファンには年々冷淡に成って行く傾向を感じている。

B社が海外販路へ熱中するのは、子供の数が減り続けるから日本人顧客に頼り過ぎないと言う戦略が有るからだろうね。

ガンダムに拠り社の窮地を救われたけど、今や映像版権企業と言えるよね。

プラモなんて今やあの組織体で言えばデカい顔が出来ない部署。

コロナ禍以後、世の中の商品棚は蝗の転売屋に食い尽くされ、2020年以前の状態にはもう戻らないだろうなと。

企業は顧客の囲い込みへ走っているから、販路をネットと直販店へドンドン絞り込んでるのは肌で判る。再販されたとYouTubeで嬉々として話題を上げる人も居るけど、勿論蝗共は滅んでいないので、量販店ではタイミングを逃せば買う事が出来ないのは今でも続く。

今や何処の量販も購入規制を掛けているので目立たないだけなのよね。

 

私も師匠もそんなだから店で実物を見て「買った辞めた音頭」を脳内で踊れないのでつまらなく感じるのだよね。

欲しいなと思った時に何処かへ行けば有ると言う時代が消えたと感じている。

B社は既に1/100サイズに見切りを付けているのが匂いで判るからね。

殆どの製品サイズはHGサイズ=1/144程度の大きさが顧客に一番受ける=と言うデータでも有るのだろう。だからそれ以上に大きなものは出て来づらいだろう。

大人のファンでも、数を買う層を大事にするのでHGでお財布に優しいと言うモノしか出す気が無いのだろうなと。

新製品はHGばかり。40周年のボトムズですらHGサイズで、過去の他メーカーラインの1/35には揃えなかった。以前の大型機でも1/24と言う先行サイズではなく独自の1/20でしか出さない。

更に、フィギュアライズと言うラインを出したが、価格、キットのサイズで不評だったのか?互換性の為かサーティミニッツと言うシリーズでフィギュアプラモの再開発を始めたモノね。

今やガンプラとフィギュアライズとサーミの経験値とかを導入して?ライダーだとかウルトラマン、スターウォーズ、鬼滅の刃、ドラゴンボール等のフル可動アクションフィギュアプラモを大量にリリースする方が商益が高いのだろうなと思う。

近い場所に有る量販店では、コロナ禍一過後、ガンプラは年々売り場を狭め、他のキャラプラモが以前のガンプラの様に棚に並ぶと成った。

ハッキリ言ってガンプラはオワコン化したと言えるなと。

欲しい時に何処にもないのは終わったも同じよ。

有るには有るよ、古物商の棚にね。プレミア価格でさ。

くたびれ、ひしゃげた箱の旧1/100とかが三千円以上でね。元値が千円の奴。

 

だからホント、この三年程はキャラプラモよりもミリタリーキットばかりを買う様に成った。海外メーカーのモノで無ければ、オークションでも比較的手を出し易い価格だからね。

ガンプラもプレバンの売り方が変わってから、何故かメアドが使えない認定されてしまったので、転売を買うしかない状態だ。

だから猶更、しらける。

元々の趣味がスケモの陸、空軍で良かったわ。