今何かと話題になっている「働き方」「ワークバランス」について考えてみた。

それまで住んだことのない東京で独身時代働いてきた。幸いな事に自分のやりたい事をやって、きちんと評価もしてもらい5年目に今のお嫁さんと結婚し、その後転職をした。良い形のステップアップ転職となったが、そんな頃から家に居られる時間が著しく減ってしまった。

そして歯車が狂い始めて気付いたら夫婦で体調を壊してしまった。

大半のヨーロッパでもそうだが、イギリス人も家族をとても大事にする。その程度は日本では歯痒くなるかもしれないが、イギリスでは当たり前だった。事実、出張先でも必ず毎晩お嫁さんと電話したり、週末は仕事を入れないようにしていた。

二人で体を壊した事でやっと区切りがついて、今月仕事を辞めた。やっぱり家族が一番大事。後悔どころか今では二人でとても喜んでいる。

さて、働き方でイギリスにはこんなガイドラインがある。
(細かくは覚えていないが、理念だけでも伝われば…)

「12時間働いた次の出社時間までは12時間空けなければならない」

つまり、朝まで残業したら(それが内勤であろうが、現場作業であろうが)翌日は遅出をしなさい。というもの。これだけ合理的で明瞭なガイドラインは残念ながら日本には今の所ない。

日本の場合うやむやにされて、気付いたらずっと働いてしまうという事が起きる。もちろんクライエントがいて、どうしても…という事はあると思うが、このガイドラインのペースに沿って自分のスケジュールを組んでいくことは十分可能であると思う。

働きたく無いと言っているのでは無い。僕は僕なりの「家族の為に働く」を選んでみた。

<< 色々なパターンがあると思います。ワークバランスについて何か工夫されている事があれば、教えて下さい。コメントお待ちしてます。>>