さっき家に帰ったら大畑大介のドキュメンタリーやってた。彼はラグビー日本代表選手で、中高と俺の憧れの選手だった。・・・と久しぶりに思い出した。当時から日本のスタープレイヤーだったし、マイナースポーツ(未だにそう思う)のメディア露出増加に一役買ったイケメンで話題だったけど、彼の何に憧れたかって言うと、その考え方。ずっとポジションも同じだった俺は彼の本を読んだ。確かこんなようなことを書いていた。

アマチュア主義とか言ってるようじゃ日本は世界に勝てない。トッププレイヤーがいいクルマ乗って金使って、派手な振る舞いをすれば子供もラグビー選手に憧れるようになる。そうすれば競技人口が増えてラグビーで生きていけるようになるんだ。

最近のラグビー事情には全く疎いけど、日本のラグビーってのはやたらアマチュア主義を謳っていた。大畑は積極的に社会人チームのプロ化を唱えていた気がする。俺が当時いたチームも都内の古豪で、そのせいか古い体質から抜け出せない体制だった。OBや監督、顧問、コーチっていう大人たちの事情に振り回されまくっていた。だから根性論で育った俺はそれを否定しないし、むしろ無くなっちゃいけない部分だとは思う。しかしラグビーをビジネスにしちゃいけないとかいうのは全くもって悪しき慣習だと思う。高校に入るか入らないかの俺がどんだけそのことを理解してたかは怪しいところだけど、シーズン中に青山に社会人リーグや代表の試合とかを観にいったりして、もっと金をかけないからサッカーみたく流行らないんだ、と思っていた。

サーフィンにもそれは言える。こないだショップの店長とちょうどその話をした。プロサーファーって言ってもいい生活してるイメージはあまりない。逆にローカルの関係とかで身近に感じてしまうこともある。
憧れはもっと遠い存在でいいんだ。そしてマイナースポーツにはそれなりの原因がある。

グラウンドから遠ざかった人間が出すぎた真似ですね。
でもやっぱラグビーは俺の土台を作ったスポーツだし、色んな話に繋がるからまたこの話はします。

ってか言いたかったのは、青春時代の憧れの人が今でも変わらずに現役最前線で頑張ってるのを見て、すごい勇気をもらったって事!俺も頑張らな。