メンタルヘルスschoolの敬愛する衛藤先生のブログを読んで…私 思い出しました
自分の父親とのepisodeを…
11月1日
私の中に深く刻まれている出来事を…書いてみる事にします
あれは 私が4、5歳の時の事だったと思います
どこか地方の劇場
楽屋…座長部屋でした(父親は旅芸人・座長でした)
夜の公演にむけてmakeを始める父 窓から差し込む夕方の光 私は座布団を並べてお家を作りオママゴトをしていました
ドカドカ…木造の階段を上がる音 座長部屋の入口にかけられたノレンが揺れて何人かの男性が入ってきました
映画に出てくるような
絵に描いたような
黒ずくめ 闇の世界の方たちでした
手にしているのは拳銃 刀…父と私は同時に彼等を見上げました
瞬間 私は正座しました
なぜかはわからない…でも幼いなりに腹をくくったのかもしれません
そして父は黙って私の前に座り胡座をかきました
彼等は借金のとりたてだったのです
どなり声 「 ぶっ殺すぞ 」と共に畳に突き刺された刀
父は落ち着いた口調で
「 金ならない 舞台を見て帰ってくれ いずれ大金を稼ぐ役者だとわかったら 黙って 帰ってくれ 」
というような話をしていました
直に座員さん達がゾクゾクと座長部屋に集まり
父親の前にズラリと座りはじめました
みんな落ち着いた様子で頭を下げ
「 お金はありません でも 舞台を見ていって下さい 」と……
私は泣きも騒ぎもせずに
一番奥に正座したまま
闇の方々を睨みつけていたのだそうです(睨んだ自覚はありません・笑)
後日 それを期に座員さんになった(驚き!)闇の頭だった方が教えてくれました
「 お嬢さん あの日の舞台は最高でしたよ 本当の役者魂、座長、師弟愛を見ましたから そして何より お嬢さんのあの意志の強い目は忘れられません 」
彼は会うたび この話をしてくれました
「 貴女の強さは父親譲りだ いい意味でプライドを大切に生きていくべきです 」
今は 音信不通になってしまっている父
元気で劇団と過ごしている事だけはわかっています
あの日 私はたくさんの人が命をかけて自分を守ってくれるのを見ました
揺るぎない父の強さを見ました
私のベースには
守られた記憶とあの強さが
とても影響しているのだと思います
stageにたつようになって
「 舞台を見ていってくれ 」
と言った…父のプライド
尊敬の気持ちすらわくときがあります
家庭人としては0点に近かったかもしれない彼は
舞台人としては200点ぐらいの評価を受けていました
今の私には
彼が家庭を犠牲にしても舞台に人生をかけてしまった気持ちがわかります
母親一人ではなく
たくさんの女性を愛してしまった駄目なトコロさえ(笑)
役者の華になっていた事がわかります
亡くなった母は
「 貴女はイヤになるほどパパに似てるわ 」
と苦笑していました
…お父さん…
貴方が母を捨てた年頃は
ちょうど今の私と同じぐらいです…
確かに私はプライドの高い
芯の強い女になったように思います
けど…私は…
貴女より深い愛を持っていると思います
でも……
その愛さえ
貴方から
貴方が座員さんからもらっていた心から
学んだものなのでしょうね
久しぶりに幼い日の事を
リアルに思い出しました
お客様が入る前の客席と舞台を遊び場にしてたあの頃
拍手 高揚感
幼い頃から 結局 私はstageが好きだったんだな
11月も皆様にとって
素敵なひと月になりますように
風邪 ひかないでね!