天龍寺（てんりゅうじ）は暦応二年（1339年）に、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建された寺院で、康永二年（1343年）には七堂伽藍が整った。夢窓国師の門流は隆盛し、天龍寺は京都五山第一位の寺格を誇った。この地は、壇林皇后（嵯峨天皇の后）が開創した壇林寺のあったところで、後に、後嵯峨上皇の仙洞御所・亀山殿が営まれた。
創建以来、延文元年（1356年）をはじめ、8回の大火に見舞われ、現在の堂宇の多くは、明治期に再建されたものである。夢窓国師による曹源池庭園は、国の史跡・特別名勝に指定されており、平成6年（1994年）に世界文化遺産に登録された。
宗 派 ： 臨済宗天龍寺派
御本尊 ： 釈迦三尊
所在地 ： 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
電 話 ： 075－881－1235
庫裏
本堂参拝入口
曹源池
多宝殿
大方丈
方丈庭園
天龍寺「覺王寶殿」の御朱印
