山田神社(やまだじんじゃ)は弘安二年(1279年)、河内国交野郡の一ノ宮・片埜神社の氏地であった山之上の地に、居住していた片埜神社社務織の田中修理亮により、田中山(現・宮山)を神地として神社を造営し一ノ宮の分霊を勧請し山之上神社と称した。その後、明治六年(1873年)に田宮村の田宮神社を廃して御祭神・牛頭天王(素盞嗚尊)を合祀し、双方の頭文字を取って山田神社と改称した。
御祭神 : 素盞嗚尊、稲田姫命
所在地 : 大阪府枚方市山之上4-15-36
拝殿
本殿内には、末社の春日神社と石神社が祀られている。
春日神社は、順徳天皇の御代、建保年間(1213~1219年)に大和の春日神社の神霊を勧請して宮山の北麓に祀ったと伝えられている。
石神社は、寛弘元年(1004~1012年)に安倍晴明が藤田(とうだ)の里で、加持石で祈祷したことから、感謝と祈願のために田中修理亮が山田神社内に祀ったと伝えられている。
本殿
稲荷神社
安政二年(1855年)に伏見稲荷大社の神霊を勧請して祀られた。