京都御所は、明治維新まで内裏として天皇の住居であり、桓武天皇がならの平城京より長岡京を経て、延暦十三年(794年)に平安京に都を移したのが始まりである。

現在の京都御所は、安政二年(1855年)の造営であり、築地塀に囲まれた南北約450m、東西約250mの方形で、面積は約11万㎡であり、日本宮殿建築の歴史と文化が見られる。

平安京は、南北約5.2km、東西約4.5kmの方形で、大内裏(国家的儀式を行う施設や役所があった区画)の中程に内裏があった。

 

   所在地 : 京都市上京区京都御苑3

 

今出川御門

 

京都御所の朔平門

 

 

清所門(京都御所の出入口)

 

 

 

宜秋門

 

御車寄(おくるまよせ)

高位の貴族などが参内した時に、儀式や天皇との対面のため使用した玄関。

 

諸大夫の間(しょだいぶのま)

参内した公家や将軍家の使者の控えの間。

 

新御車寄(しんみくるまよせ)

大正四年(1915年)に、大正天皇の即位の礼が紫宸殿で行われるに際し、馬車による行幸に対応する玄関として新設された。

 

建礼門

 

承門明

 

紫宸殿(ししんでん)

京都御所の中で、最も格式の高い正殿で、即位の礼などの重要な儀式がここで行われた。現建物は、安政二年(1855年)に平安時代の建築様式で建てられた。明治、大正、昭和、三代の天皇の即位の礼は、この建物内で執り行われた。紫宸殿内には、即位の礼などで用いられる調度品である天皇の御座「高御座(たかみくら)」、皇后の御座「御帳台(みちょうだい)」が置かれている。

 

建春門

 

春興殿(右)

 

 

 

清涼殿(せいりょうでん)

平安中期から、天皇の日常のお住まいとして定着した御殿で、政事・祭事などの重要な儀式もここで行われた。

 

紫宸殿の裏側

 

 

小御所(こごしょ)

 

欅橋

 

御池庭(おいけにわ)

池を中心とした回遊式庭園。

 

 

蹴鞠の庭

 

御学問所(おがくもんじょ)

 

 

小御所と御学問所

 

御常御殿(おつねごてん)

天正十八年(1590年)から、天皇のお住まいがここに移された。

 

御涼所

 

御内庭(ごないてい)

 

御内庭

 

 

 

御三間