若江鏡神社(わかえかがみじんじや)の創建年代は不詳であるが、「文禄実録」の斉衡元年(854年)には、「授河内国大雷火明神従五位下」と記されており、また、延長五年(927年)の延喜式内の古社である。

慶長二十年(1615年)の大坂夏の陣の兵火に遭い、社殿や多くの宝物は焼失してしまった。しかし、若江城主・畠山政長から三好左京大夫源義継までの代々の城主の崇敬により、神饌田の寄進があり、寛永年間では公儀の費用で修復されたとのことである。現在の本殿は文政十一年(1828年)に再建されたとされている。

 

   御祭神 : 大伊迦槌火明大神(おおいたづちほのあけのおおかみ)

         仲哀天皇、神功皇后

 

   所在地 : 大阪府東大阪市若江南町2-3-9

   電 話 : 06-6721-2340

 

鳥居

 

 

 

拝殿

 

 

本殿

文政十一年(1828年)に再建されたもの。

 

天照皇大神社

 

塚本稲荷社

 

鏡塚

鎌倉時代の石塔の一部が残されており、神功皇后が三韓より凱旋のとき、鏡を埋めた所と伝えられている。

 

左から、熊野権現社、地蔵尊、水神社

 

遥拝所