安楽寿院(あんらくじゅいん)は保延三年(1137年)に鳥羽離宮の東殿に鳥羽上皇が、仏殿を建立し、覺法法親王(かくほうほっしんのう)を導師に落慶したことにはじまる。保延五年(1139年)に、本御塔(ほんみとう)と呼ばれる三重塔が建立され、続いて九体阿弥陀堂、焔魔堂、不動堂、等が建てられた。その後、保元元年(1156年)に、鳥羽法皇(上皇)が安楽寿院御所崩御され、本御塔(三重塔)に葬られた。また、境内に隣接して、鳥羽天皇安楽寿院陵および近衛天皇安楽寿院南陵の天皇御陵ある。
*鳥羽離宮は、白河天皇が応徳三年(1086年)から離宮の造営に着手され、次いで鳥羽上皇も造営を行ってほぼ完成し、代々の院政の場所となった。敷地は180万㎡の規模で、離宮内は、南殿、北殿、馬場殿、泉殿、東殿、田中殿などの御所には御堂(寺院)が建立され、広大な池を持つ庭園が築かれた。
宗 派 : 真言宗智山派
御本尊 : 阿弥陀如来
所在地 : 京都市伏見区竹田中内畑町74
山門
書院・庫裏
史跡 安樂壽院境内の碑
鐘楼
阿弥陀堂(薬師堂)
御本尊の阿弥陀如来坐像を安置している。
大師堂
三如来石仏
平安時代の三尊石仏
三宝荒神社
収蔵庫
白河法皇 鳥羽法皇院 院政之地の碑
石造五輪塔
鳥羽天皇陵の横の養護老人ホームの入口付近にあり。
書院・庫裏