意賀美神社(おかみじんじゃ)の創建年代は不詳であるが、平安時代の延喜式内の古社で淀川の鎮守の水神として創建されたもので、元は伊加賀宮山に鎮座していたが、明治四十二年(1909年)に須賀神社(素戔嗚尊)と日吉神社(大山咋神、大国主神)を合祀して現在地に遷座された。この須賀神社は、貞観十四年(872年)に悪疫が流行した際、清和天皇から下賜された神璽を疫病終息の祈願のため、この地に勧請された神社である。
この地は、古墳時代に「万年寺山古墳」と呼ばれる古墳が築かれた場所で、推古天皇(592~628年)の御代に創始された万年寺という古刹があったが、明治三年(1870年)の神仏分離令により廃寺となった。
御祭神 : 高龗大神、素戔嗚大神、大山咋大神、大国主大神
所在地 : 大阪府枚方市枚方上之町1番12号
電 話 : 072-841-2790
参道入口
鳥居
十三重石塔および「長松山萬年寺」の石柱
拝殿
本殿
皇祖遥拝所
明治神宮遥拝所
神楽殿
琴平神社
稲荷神社
境内
万年寺山の意賀美梅林
推古天皇(592~628年)の時代に、高句麗の僧・恵灌がこの地に草庵を営んだのが万年寺の始まりである。
毎年、2月下旬から3月上旬に、約110本の紅白梅が花開いて、境内に梅花の香りが広がる。
万年寺山展望広場
ここは、天正年間に豊臣秀吉が御茶屋御殿を建てた跡とされている。
万年寺山遺跡1号石棺
四世紀前半頃の古墳とされ、淀川流域の水上交通を掌握した豪族が葬られたと考えられている。
万年寺山展望広場から淀川、枚方大橋を望む
意賀美神社の御朱印