弘仁寺(こうにんじ)の創建年代は不詳であるが、弘仁六年(815年)に嵯峨天皇の勅願により創建されたとされており、また、大同二年(807年)虚空蔵山に流星が落ちるのを見た弘法大師が霊山として開基したとも伝えられている。当寺は1200年前の平安初期に創建された寺院である。
中世の頃は、華厳宗(東大寺)の寺院として、多くの堂宇が立ち並ぶ修行道場であったようだ。戦国時代の元亀三年(1572年)の松永久秀の兵火で伽藍の大部分が焼失したが、江戸時代の寛永六年(1629年)に宋全によって再興された。
宗 派 : 高野山真言宗
御本尊 : 虚空蔵菩薩
所在地 : 奈良市虚空蔵町46
参道入口
参道
山門
境内
本堂および明星堂
本堂
江戸時代の寛永六年(1629年)に宋全により再興された建物。
弘法大師の作と伝えられている、虚空蔵菩薩像が安置されている。
本堂正面に算額がある。
本堂
明星堂
鎮守社
瀧蔵神社、大黒主神・事代主神、品陀別命・天照皇大神・天児屋根命
庫裏
弘仁寺の「虚空蔵尊」の御朱印