石園座多久虫玉神社(いそのにます たくむしたまじんじゃ)の創建年代は不詳であるが、第3代安寧天皇の片塩浮穴宮跡と伝えられている浄地に祀られ、第10代崇神天皇の御代に勅祭が行われたとされている。延喜式神名帳では大社に列せられ、月次、新嘗の官幣に預った。そして、神護元年(767年)に神戸を領し、貞観元年(859年)に従五位上の神階に叙せられ、享保二年(1717年)に正一位を授けられた。また、元和二年(1616年)までは、葛下郡86ヶ村の総社であった。

当社は、古くから「龍王宮」と呼ばれており、干ばつの年には雨乞い祈願が行われ、また、大和国に龍が棲んでいたという伝承では、大神神社を龍の頭、当社を龍の胴、長尾神社(葛城市)を龍の尾とされ、3神社が龍(大蛇)の化身であるという。

 

   御祭神 : 建玉依比古命、建玉依比売命

         豊玉比古命、豊玉比売命

   所在地 : 奈良県大和高田市片塩町15-33

   電 話 : 0745-52-6855

 

 

 

拝殿

 

 

 

 

 

本殿

 

 

境内社

 

稲荷社

 

白龍社、えびす社

 

金刀比羅社、祖霊社・笠神明神

 

 

石園座多久虫玉神社の御朱印