當麻寺(たいまでら)は、推古天皇二十年(612年)に用明天皇の皇子・麻呂子親王が御兄・聖徳太子の教えによって、河内国に萬法蔵院を創建した。その後、天武天皇九年(681年)に麻呂子親王の孫にあたる當麻国見によって現在地に移転し、金堂、講堂、東西両塔などが二上山を背にして七堂伽藍が完成し、寺号を當麻寺と改められたと伝えられている。

天平宝字七年(763年)に藤原豊成の娘・中将姫が當麻寺の尼となり、蓮糸で織った大曼陀羅を御本尊とした。

 

   宗 派 : 高野山真言宗

   御本尊 : 當麻曼陀羅

   所在地 : 奈良県葛城市當麻1263

 

仁王門

 

 

梵鐘(国宝)

白鳳時代につくられた、日本最古の梵鐘。

 

中之坊

當麻寺で最古の僧房で、中将姫が剃髪、修行した。十一面観音像が祀られている。

 

 

金堂

国宝の弥勒仏坐像が安置されている。

 

講堂

 

 

中将姫像

 

曼陀羅堂(国宝)

曼陀羅堂は本堂と呼ばれており、国宝の厨子に當麻曼陀羅が納められている。

 

 

 

西塔

国宝の三重塔。

 

石燈籠

白鳳時代につくられた、日本最古の石燈籠。

 

東塔

国宝の三重塔。

 

 

當麻寺「蓮糸大曼陀羅」の御朱印