真宗院(しんじゅいん)は、宝治年間(1247~1249年)に後深草天皇の帰依を受けて、現在地より少し西南に「真宗院」(浄土の真宗)の寺号を賜り、建長三年(1251年)に円空立信によって、浄土宗西山深草派の寺院として建立した。

円空立信は、浄土宗の開祖・法然の直弟子・証空に教えを師事し、遠望される西山の夕日が、日想観に至高の場として、この地を選び、ここを根本道場にし、後に誓願寺の住持となって宗義を弘めた。

北朝で、持明院統の祖である後深草天皇は、ここの法華堂に遺骨を安置(十二帝の最初)されたと伝えられている。その後、応仁の乱で衰微し、江戸期に再興された。

本堂は大正期に焼失し、その後、再建されたものである。

 

   宗 派 : 浄土宗西山深草派

   御本尊 : 阿弥陀如来

   所在地 : 京都市伏見区真宗院山町26

 

 

 

 

本堂

 

本堂(龍護殿)

 

 

方丈

 

鐘楼

 

 

鎮守社

愛宕大権現、祇園牛頭天王、春日大明神、八幡大菩薩、稲荷大明神、藤森崇道天王

 

東方薬師如来

 

霞谷地蔵尊

 

聖観世音菩薩