佐紀神社(さきじんじゃ)は社伝によると、天武天皇の御代、白鳳三年(674年)に創建された、神名式神名帳の式内社と伝えられている。宇多天皇の御代、寛平三年(891年)に官社に列せられ、その後、平城天皇の皇子・高岳親王が創立した超昇寺が別当寺となったとされている。

治承四年(1180年)に平重衡の焼き討ちにより焼失したが、文治六年(1190年)に中御門左大臣家忠公の奏聞により再建された。その後、天正六年(1578年)の兵火により焼失し、社地は狭くなったと伝えられている。

 

佐紀神社は、御前池を挟んで、東側と西側の二つの神社が鎮座している。東側の亀畑の佐紀神社は超昇寺村(現・二条町)の鎮守である。

 

   御祭神 : 天児屋根命、経津主命、六御縣神

   所在地 : 奈良市佐紀町亀畑1716

 

 

鳥居

 

 

拝殿

 

 

 

 

本殿

 

境内社