山上八幡神社(やまがみはちまんじんじゃ)の創建年代は不詳であるが、天正四年(1576年)に大織冠・藤原鎌足公の末裔である超昇寺兵部小輔氏が、息子の弘盛と共に一家の安栄を祈るために奉納された祈願文が、佐紀町の川辺家の古文書として保存されているとのことで、当神社が超昇寺氏の厚い信仰を受けていたとされている。

また、社殿の左後方の杉は、天正十九年(1591年)に豊臣秀吉公が三韓征伐の際に、成功を祈って手植えされた由緒ある神木とされる。

なお、当神社は佐紀盾列古墳群の一角に鎮座しており、神社の後方には垂仁天皇の皇后・日葉酢媛命陵、成務天皇陵がある。

 

   御祭神 : 天照皇大神(天照大御神)

         八幡大明神(誉田別命)

         春日大明神(天児屋根命) 

 

   所在地 : 奈良市山稜町御陵前326番地

 

 

 

 

 

 

 

拝殿

 

 

杉の木は、豊臣秀吉公が三韓征伐の際に、お手植えしたと伝えられている。

 

本殿