梅宮大社(うめのみやたいしゃ)の創建年代は不詳であるが、奈良時代に橘諸兄の母・縣犬養三千代が、橘氏の氏神として現在の綴喜郡井手町付近に創建したのが始まりであると伝えられている。その後、平安時代の初めに第五十二代嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子(壇林皇后)によって現在の地に遷されたとされる。当時、壇林皇后は行啓し盛大に祭儀が行われ、神前で雅楽が奉納された。以来、9世紀のはじめから、梅宮大社の祭礼として、「梅宮祭」が執り行われている。また、延喜式(927年)の名神大社に列せられ、二十二社の一社に加えられ、明治には官幣社に列せられた。

現在の本殿、拝殿、中門、回廊、随身門、若宮社、護王社は五代将軍・徳川綱吉の命により、元禄十三年(1700年)に再建されたものである。

 

   御祭神 : 酒解神(さかとけのかみ)

         酒解子神(さかとけこのかみ)

         大若子神(おおわくこのかみ)

         小若小神(こわくこのかみ)

 

   所在地 : 京都市右京区梅津フケノ川町30

   電 話 : 075-861-2730

 

一の鳥居

 

鳥居

 

随身門

 

拝殿

 

 

中門、幣殿、本殿

 

中門

 

 

 

祓所

 

護王社

 

幸神社、天皇社、愛宕社、薬師社、住吉社、厳島社、春日社、天満宮

 

若宮社

 

またげ石(神域内)

壇林皇后が、皇子を授かることを祈願して跨いだ玉石。

 

稲荷社

 

 

見切石

 

磐座

 

神苑