法隆寺 夢殿(ゆめどの)は、聖徳太子の斑鳩宮跡に天平十一年(739年)に聖徳太子の遺徳を偲んで行信僧都が上宮王院という伽藍を建て、その中心となる建物が夢殿である。東院伽藍(とういんがらん)の本堂として高い基壇の上に立つ八角円堂は天平創建の建築である。夢殿の中央の厨子には、聖徳太子の等身像と伝えられる秘仏・救世観音像(飛鳥時代・国宝)が安置され、その周囲には聖観音菩薩像、聖徳太子の孝養像、行信僧都像(国宝)、道詮律師像(国宝)などを安置している。
夢殿本尊特別開扉 : 春季 4月11日~5月18日
秋季 10月22日~11月22日
夢殿御本尊 : 救世観音(くせかんのん)
所在地 : 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
東大門(奈良時代・国宝)
西院と東院の間に建っている中ノ門。
四脚門
夢殿(奈良時代・国宝)
夢殿は、中門を改造した礼堂(らいどう)と廻廊に囲まれており、観音の化身とされる聖徳太子を供養するための神秘的な殿堂である。(礼堂は修理中)
夢殿(奈良時代・国宝)
絵殿・舎利殿(鎌倉時代)
舎利殿は、聖徳太子が2才の春に合掌された掌中から出現したとされる舎利を安置する建物。
伝法堂(奈良時代・国宝)
聖武天皇の夫人・橘古那可智の住宅を仏堂に改造したもの。阿弥陀三尊像など多くの仏像が安置されている。
東院鐘楼
鐘楼は袴腰と呼ばれる形式の鎌倉時代の建物。
東院鐘楼