光悦寺(こうえつじ)は元和元年(1615年)に徳川家康公が本阿弥光悦(ほんあみ こうえつ)に野屋敷として与えられた土地に、光悦翁が、一族縁者をはじめ、種々の工芸に携わる多くの職人と共に住居を構え、光悦翁を中心とする工芸集落を営んだ。また同時に本阿弥家先祖供養の霊屋として、位牌所を設けた。そして、光悦翁の死後に寺となり、明暦二年(1656年)に日蓮宗光悦寺となり、今日に至っている。境内には、七つの茶室があり、庭園からは鷹ヶ峰、鷲ヶ峰が望める。

*本阿弥家は刀剣鑑定、研磨、浄拭を生業とする家であり、本阿弥光悦は江戸時代の永禄元年(1558年)に父・光二の長男に生まれた。光悦は本業よりも、芸術面に豊かな才能を発揮し、日本文化に大きな功績を残した。陶芸、書道絵画、書籍、蒔絵など、多くの作品を残し、高い評価を得ている。書は、寛永の三筆と称せられ、また、茶の湯の奥義を極めた。そして、寛永十四年(1637年)に八十年の生涯をとじた。(光悦作の白楽茶碗の銘「不二山」、舟橋蒔絵硯箱は国宝に指定されている)

 

   宗 派 : 日蓮宗

   御本尊 : 十界大曼荼羅

   所在地 : 京都市北区鷹峯光悦町29

   電 話 : 075-491-1399

 

参詣入口

 

山門

 

参道

 

鐘楼

 

 

 

本堂

 

 

庫裏から本堂(左)への渡り廊下

 

茶室「妙秀庵」

 

茶室「三巴亭」

 

茶室「大虚庵」および光悦垣

 

 

 

茶室「了寂軒」

 

 

茶室「翹秀軒」

 

本阿弥家墓所

 

鷹ヶ峰(左)および鷲ヶ峰(右)

 

茶室「本阿弥庵」と待合

 

 

 

本阿弥光悦翁の墓所

 

光悦垣および鷹ヶ峰、鷲ヶ峰

 

庭園内から見た本堂

 

 

光悦寺「南無妙法蓮華経」の御朱印