多治速比売神社(たじはやひめじんじゃ)の創建年代は不詳であるが、580年頃の創建と伝えられており、和泉国大鳥郡の延喜式内社の二十四座のひとつである。明治初年までは総福寺と併存した神宮寺であったが、神仏分離により神社のみとなった。現在の本殿は、室町時代の天文十年(1541年)に再建された建造物であると、天井裏の墨書や棟札からわかった。本殿の主祭神は多治速比売命を祀っており、ほかに素盞嗚尊、菅原道真公も併せて祀られている。当社は、荒山宮(こうぜんのみや)の名でよく知られ、梅と桜の名所であり、境内の周囲は荒山公園である。

 

   御祭神 : 多治速比売命(たじはやひめのみこと)

   所在地 : 大阪府堺市南区宮山台2丁目3番1号

 

鳥居

 

拝殿

 

 

本殿

本殿の様式は、三間入母屋造で正面に千鳥破風があり大きな向拝があって、それに軒唐破風がついている。

本殿の周りには、坂上社(式内社)、鴨田社(式内社)、大神社、天照社、住吉社の末社が鎮座している。

 

白山社、熊野社、春日社

 

八幡社

 

伊勢神宮遥拝所

 

弁天社

 

金高稲荷社

 

吉田民蔵宮司像