日吉大社(ひよしたいしゃ)は、比叡山の麓に鎮座しており、崇神天皇七年に勅命により、大山咋神を祀り創建された、全国3800余の分霊社(日吉、日枝、山王神社)の総本宮である。

西本宮の御祭神である大己貴神は、天智天皇の御代に奈良から大津への遷都が行われた際、奈良の三輪山より御神霊を勧請し、国家鎮護の神として祀られた。平安遷都の折には、この地が表鬼門にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社とした。また、伝教大師・最澄が比叡山に延暦寺を創建すると、その鎮守とし、日吉山王または山王権現とも称した。

 

   御祭神 : 西本宮 大己貴神(おおなむちのかみ)

         東本宮 大山咋神(おおやまくいのかみ)

 

   所在地 : 滋賀県大津市坂本5-1-1

   電 話 : 077-578-0009

 

山王鳥居

神仏習合の信仰を表す独特の形。「合掌鳥居」とも呼ばれる。

 

神猿舎と神馬舎

猿は神様の使いで、「神猿(まさる)」と呼ばれており、「魔が去る、何よりも勝る」として縁起の良いものとされている。

 

 

西本宮

 

西本宮楼門

 

 

西本宮本殿(国宝)

御祭神の大己貴神をお祀りしている。天正十四年(1586年)に再建されたもので「日吉造(ひえづくり)」という独特の形をしており、床下にはかつて仏事を営んだ下殿と呼ばれる部屋がある。

 

 

西本宮本殿

 

宇佐宮(右)

御祭神は田心姫神(たごりひめのかみ)です。

 

白山宮(左)

御祭神は菊理姫神(くくりひめのかみ)です。

 

恵美須社

 

三宮遥拝所および牛尾宮遥拝所

階段の登山口から、約1km行くと奥宮の三宮宮と牛尾宮の間に金大巌(こがねのおおいわ)が鎮座している。

牛尾宮には大山咋神荒魂、三宮宮には鴨玉依媛神荒魂が祀られている。

 

東本宮楼門

 

東本宮

左側に樹下宮が鎮座ししている。御祭神は鴨玉依媛神(かもたまよりひめのかみ)で、大山咋神と夫婦である。

 

東本宮本殿(国宝)

御祭神の大山咋神をお祀りしており、文禄四年(1595年)に再建されたもの。

 

梛の木(左)と東本宮本殿

 

 

猿の霊石

 

 

日吉大社の御朱印帳

 

日吉大社の福箕(ふくみ)