大村神社(おおむらじんじゃ)の創建年代は不詳であるが、延喜式神名帳(927年)に社名が記載されている。当神社の御祭神の大村の神は阿保氏族の始祖・息速別命であり、第11代垂仁天皇の皇子で、伊勢の神宮を奉鎮された倭姫命の弟である。また、三代実録(901年)に、貞観五年(863年)に神位が正六位上から従五位下に叙せられたとの記載もあり、この地方における古社であった。

なお、大村の大神である息速別命は、古事記には伊許婆夜和気命、日本書紀には池速別命の名で記されている。

 

   御祭神 : 大村の神(息速別命:いこはやわけのみこと)

   所在地 : 三重県伊賀市阿保1555

   電 話 : 0595-52-1050

 

東参道の鳥居

 

 

東参道

 

 

 

参籠所(右側)

 

参籠所

 

 

鳥居

 

拝殿

 

 

拝殿および本殿

 

本殿

 

 

要石および要石社

地震守護の「要石」が奉斎されている。創祀は、神護景雲元年(767年)で、相殿奉祀の武甕槌命・経津主命は、常陸下総から三笠山遷幸の途次、当社に御休泊し、要石を奉鎮されたと伝えられている。

 

宝殿

天正十五年(1587年)に創建された、元の本殿である。絵様・彫刻・色彩は安土桃山様式の建築美を有している。

 

宝殿

 

 

虫喰鐘

日本三大奇鐘のひとつといわれてる。鐘乳はぼろぼろと虫が喰ったように全て朽ち落ち、様々な伝説が伝わっているとのこと。

 

遥拝所および英霊社

 

南参道の鳥居