大瀧神社(おおたきじんじゃ)の創建年代は不詳であるが、大同二年(807年)に坂上田村麻呂の願いで社殿が建立されたと伝えられている。

当社は、古来、多賀大社の末社あるいは奥宮とされ、犬上川の上流に鎮座しており、「瀧の宮」として知られ、眼下の犬上川は奇岩怪石の中を流れ下っており、「大蛇ヶ淵」と呼ばれる景勝地である。

社殿は、寛永十五年(1638年)に徳川家光公により修復されて今日に至っている。

 

   御祭神 : 高龗神(たかおかみのかみ)

         闇龗神(くらおかみのかみ)

 

   所在地 : 滋賀県犬上郡多賀町富之尾1585

 

鳥居

 

参道

 

冨王稲荷神社

 

 

拝殿

 

本殿

 

 

 

 

犬上神社

御祭神は稲依別王命(いなよりわけおうのみこと)で、この渓谷の淵で人に危害を加える大蛇を、愛犬・小石丸ともに大蛇を退治したとされる。

 

御神木

 

御神木の下が、犬上川の「大蛇ヶ淵」と呼ばれているところで、神代の昔に大蛇が棲んでいたといわれる龍淵があった。大蛇は、住民に仇なす祟り神だったが、稲依別王命と忠犬・小石丸によってこの淵に鎮められたとされる。

 

 

 

境内

 

犬胴松(いぬどうまつ)

稲依別王命の忠犬の霊を葬った祠に植えられた松と伝えられている。