法輪寺(ほうりんじ)は、臨済宗妙心寺派の名刹で、通称「だるま寺」の名で親しまれている。当寺は享保十三年(1718年)に、大愚宗築禅師を開山としており、荒木光品宋禎居士の開基とされ、万海慈源和尚が創建した。この時代に、新寺を建立することは難しく、創建には十年の歳月を要したといわれている。 開基の荒木居士は両替商であり、武家による開基が多い妙心寺派寺院の中で、異色の禅寺である。創建当初は、三蔵院法輪禅寺と称した。

 

その後、大地震、維新の動乱、廃仏毀釈などにより、当寺も盛衰があったが、昭和八年に第十代の伊山和尚を迎えてから、禅宗初祖・菩提達磨禅師の七転八起の精神で、起き上がり・忍苦・不倒の教えのシンボルとして、起き上がり達磨堂を建立し、以来、通称・達磨寺として親しまれている。

 

   宗  派 : 臨済宗妙心寺派

   御本尊 : 釈迦如来

   所在地 : 京都市上京区下立売通紙屋川畔

   電  話 : 075-841-7878

 

山門

 

 

 

起き上がり達磨堂

 

達磨堂の内部

 

 

 

 

鐘楼

 

本堂と衆聖堂

 

 

 

 

 

 

 

 

気は長く、心は丸く、腹立てず、

人は大きく、己(吾)は小さく