往馬大社(いこまたいしゃ)は、正式には往馬坐伊古麻都比古神社(いこまにいますいこまつひこじんじゃ)といい、創立年代は定かではないが、歴史は大変古く、生駒谷十七郷の氏神としてこの地に鎮座し、神奈備(生駒山)を御神体として祀られた日本有数の古社である。

神社で最も古い記述は「総国風土記」の雄略天皇三年(458年)であるため、この年を御鎮座としている。

平安時代の延喜式(927年)には、往馬坐伊古麻都比古神社二座が記載されており、そのうち一座は祈雨(あまごい)の幣も賜っていた。その後、鎌倉時代に武家の守護神である八幡神を合わせ祀り七座となった。

 

   御祭神 : 伊古麻都比古神(いこまつひこのかみ)

           伊古麻都比賣神(いこまつひめのかみ)

           気長足比賣尊(おきながたらしひめのみこと)ー(神功皇后)

           足仲津比古尊(たらしなかつひこのみこと)ーー(仲哀天皇)

           誉田別尊(ほんだわけのみこと)ーーーーーーー(応神天皇)

           葛城高額姫命(かつらぎたかぬかひめのみこと)ー(神功皇后の母君)

           気長宿称王命(おきながすくねおうのみこと)ーーー(神功皇后の父君)

 

   所在地 : 奈良県生駒市壱分町1527-1

   電  話 : 0743-77-8001

 

鳥居          

 

南座、高座、北座、管弦坐楽座

これらは、火祭りなどの時に使われる建物。

 

 

楼門

 

 

拝殿

 

 

本殿

 

 

本殿

 

北末社

大山祗社、春日社、神明社、仁徳天皇社、豊受比賣社

 

英霊殿

 

祓戸社

 

 

生駒戎神社

南末社

月読社、猿田彦社、住吉社、伊弉諾社

 

稲荷社と水神社

 

観音堂

生駒曼荼羅に描かれた、神功皇后の本地仏である十一面観音像が安置されている。