夜中のドライブ | ハルとばば~二人の闘病日記~

ハルとばば~二人の闘病日記~

線維筋痛症を発病、ワーキング母から、半寝たきり状態の母になりました。ところが、20才の息子が同い年の彼女と授かり婚。あっという間にばばちゃんになりました。そして、我が家に来てくれたのは、小さくて可愛い男の子、通称ハル。病気持ちのばばちゃんとハルの闘病日記です

勢いで夜のドライブ

痛みで大して運転もできず、近くの24hスーパーの駐車場に避難。情けない

介護が辛いのは、介護からの解放を願うことが、家族の死ぬことを願うことかもしれないと思うからだ。介護から抜け出すには介護が必要じゃなくなること、それが希望の兆しではないからだ。

痛みは24h.365日、介護も同じ
私には抜け出す道が見えない。せめて線筋症がなければ、少しは楽なのに。
頑張れば頑張るほど襲ってくる痛みに、気持ちは沈むばかりで、

だけどおじいちゃんに罪はない。老いは誰にでも訪れることで、本人が一番辛い。病気になってしまった私と変わりない。家族に負担をかけることへの自責の念は私が一番よく知っている。

やはり痛みだ。この体の中を熱い釘でうちつけられるような痛みは、精神が続かない。体の中で痛みがないのは、目だけだ。手足はもちろん、顔もしびれて痛い。

さて、夜中のドライブから
どうやって帰ろうか。痛みと情けなさで動く気力がない。家族も誰も気づいていないうちに帰ればいいのに。

一体私はどうしたいんだ。