母親。1 の巻。 | 人生空回劇場

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一生懸命耕して種を植え続けてるつもり。

コツコツ水をやって気ぃ使って日に当てたり。



だけどなかなか実を結ばない私の人生。 嗚呼、空回り。



とは言え、人生、本音と建前 紙一重。  あんまり難しく考えずにいきましょ。


一生の中で 自分の親の話す事に感嘆するってそうそうない、と思うのだけど

世の中ではどうなんだろう。

今の時代、子供に 尊敬する人は?って聞いて どれだけの子が

お父さん!とか両親ですって言うかな。


私は 父親がちょっと苦手なのに対して

母親は わが心の師 であり、 バイブルだったりするのね。


とは言うものの、以前はそれ程の思い入れもなく

『面白い変わったオバサン』位にか思ってなかったし

母親として私に対してする事とか、物言いとか、 全てを当り前と思っていたのね。


だから あの人が私をどう育てたかなんて 何とも思ってなかった。

そう、ホントに 考えた事もなかったし そういう事って考えるものだなんても思ってなかった。

食べなかったらお腹が空く、とか同じレベル。

  なんで 食べなかったらお腹が空くんだろう、なんて誰も考えないでしょう?


それと一緒。 

皆も同じだと思う。 嫌いなんだったらトモカク、親が好きであれば、ね。

だから私も皆と同じ様に 自分の『母親と自分』との関係って こういうものと思ってた。


ところが、ある日。

あれは多分3,4年前の事だったと思うけど

母親が 突然謝って来たのね。

あ、いや・・・。

正確には こう言ったんだ。


「後悔してるのよ。ホントに申し訳ないと思ってるの。」