アメリカのTV番組で「ぼいりんぐ・ぽいんと」という番組がある。
「Boiling Point」とは「沸騰点」のことね。 ←私は優しいから和訳をつけてあげる。(笑)
この番組ってのが なんか、、、なんて言うか、、、なんて説明したら良いのか。(汗)
よく世界のイタズラ番組とかやってるけど、あんなん比じゃない。
なんとか評論家だったら「究極の低俗番組」とでも言うだろうな。
番組見る度に、その内だれか撃たれるぞ~。(恐)って思う。
演者は恐くないんだろか、とか、余計な心配までしてあげちゃうのだな。
この番組、、、とにかく 相手をキレさせる事が目的。
あの手この手でターゲットをイライラさせる。
例えば、街中で歩いてる人に「携帯電話を貸して戴けませんか」とお願いする。
貸してもらった時点で「ボイリング・ポイント」スタート!
仕掛け人は借りた携帯で ケンカ中の奥さんに電話。
話の内容から察すると、奥さんを怒らせて 目の前にあるアパートから叩き出された様子。
聞いてたターゲットはちょっと苦笑い。
でもって、仕掛け人が色々言い訳する度にアパートの窓からは 色々な物が投げ飛ばされて来る。
クッションやら仕掛け人の洋服やら。
「なぁ、ハニー。僕はいい加減おなかが空いたよ。そろそろ家に入れてくれないか」
とか言うと、缶詰が落ちてきたり。
「開いていない缶詰なんか食べられないよ。ねぇ、ハニー家に入れてくれよ」
と言うと、缶切りが落ちてくる。(笑)
それを肩をすくめ横目で見ながら、時計を気にしだすターゲット。
なんたって、道端でみっともない程へコヘコしてる男の隣で、
ソイツが奥さんに許してもらうのを待ってなきゃいけない様なシチュエーションになってしまった訳で。(笑)
携帯電話を返してもらわないと帰れないし、、、
かと言って、ヤツは状況的に返してくれない。
それを延々何十分も続ける。(汗)
仕掛け人は「ゴメンね」という仕草だけをターゲットに向けて、延々奥さんのご機嫌取りに必死。
そんな事をこのターゲットは何分我慢していられるか、という番組。
シンプルっちゃーシンプルだけど。。。
観てるだけでもコッチの気分が悪くなる。。。
とは言え、時間が設定されてるんで、
決められた時間をクリアすれば$100の現金がその場でもらえるし
我慢出来なかったターゲットにはキレたところで
「実はMTVのボイリング・ポイントなのよ!あなたは$100を貰い損ねたのよ!」
とか言っちゃう。
殆どのターゲットは自分がカメラに映ってるって事に瞬時に気が付いてココで苦笑い。
↑今更体裁を繕ったところで遅いっちゅーねん。(笑)
明らかにイライラしててもキレなければ勝ちなんだけど
時々ね、全然怒らない人もいるのよね。
仏様や菩薩様みたいなね。
・・・・ってクリスチャンだろうから キリスト様 or マリア様か。
他にも、スーパーで会計の時に働かないレジ係りにイライラさせられたりとか。
公園で日光浴してる人に「ココは私の場所だからどいて!」で、押し問答とか。
↑殆どのターゲットは「は?なんでよ。」と抵抗する。
日本人だったら「え?」とか思っても、とりあえず立って少しずれてあげたりするよねぇ。(笑)
お国柄の違いってトコかな。
ま、何しろ。
怒るってのはエネルギーを物凄く使うでしょう。
で、何で物凄く使うかって言うと、
そのエネルギーを 廻りの人間にも放出してるからじゃないかしらね。
変な言い方だけど、怒ってる人のそばにいると…、疲れませんか。(汗)
ケンカの後なんか、自分と相手のエネルギーがぶつかり合ってるからか
モノっスゴイ 疲れる。 ぐったりしちゃうもんな。はは。
私の説明が上手くないもんで、あんまり番組のイライラ度は伝わってこないかもしれないけど
あれはね、、、ホントに究極のイタズラ番組ですな。
欲しい人は連絡ください。ビデオに撮って郵送してあげます。(嘘)