最近、当時レコードで聴いていて今また無性に聴きたくなるアルバムをCDで聴きたい病(笑)になってます。
今回はこのカシオペアの「Mint Jams」(ミント・ジャムス)。
高校に入学した時、ギターがそこそこ弾けてまして、結構自信があったんです。
ハードロックやCHAR氏、高中正義氏などコピーしてましたし。
ただやはり上手いヤツはいるわけでして。
「俺の中学の同級生でジャズを弾いてるヤツがいるから会ってみれば?」
という友人の言葉。「え?ジャズ?高1だろ?同い年だし、本当か?」と疑っていたんです。
実際に会う機会がありまして、そのギタリスト、本当にジャスを弾いてました。笑える程上手い(笑)
3コードセッションをしましたが、私はブルースやロックフレーズしかアドリブで弾けないですが、
そいつはクロマチックのよくわからんフレーズを連発しやがって圧倒時にやられました。
高中氏の私が苦戦している曲を難なく弾いてましたし、「いや~、これは死ぬほど練習しないとダメだ!」と。
でも「君、面白いギター弾くね。僕はそういう風には弾けないよ」と私に言ったんです。
こんな上手いのにそう思うのが不思議で。
「どうしたらそんなジャズみたいの弾けるの?何が好き?」
「今はカシオペアってバンドが好きかな?結構難しいんだけど」
と曲に合わせて弾いてくれました。
「どうかな?君なら指は動くしカッティングとかも弾けてるし、練習でなんとかなるよ」
という事でその「カシオペア」のレコードを聴くキッカケと
また1から練習をしなければならないという気持ちにしてくれた彼に感謝でした。
天狗になってましたし、とにかく練習をしました。
高2の時に発売になったこの「Mint Jams」。
ライブ音源なのに歓声をカットして、まるでスタジオ盤みたいにクオリティーの高い演奏。
これは衝撃を受けました。もちろん完全コピーはできませんでしたが、自分のできる範囲でコピーをしました。
とにかくカッコいいんです。少しのフレーズやカッティングができただけでも嬉しかったですし。
歓声が入ったライブビデオをどこかの楽器屋で数曲見ましたが、音源と同じで、おー!っとなりました。メンバーが宇宙服みたい?なコスチュームなのが印象に残ってます。
今改めて聴いてもすごい高度な演奏で、未だに弾けませんが(笑)
ジャズギタリスト君とはこの後も音楽の話しをしたりライブを一緒にやったりしてました。
彼がいたから、今でもギターを弾き続けている理由の1つでもあります。
あれからかなり年取ったけど、ギターに対する情熱は消えてないよ!ありがとう!