みなさんこんにちは!
トレーナーよしのです
今回は脳震盪のお話です
サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツだけでなく、
ボールや器具が頭に当たった時にも起こります
特にスポーツをしているお子様がいる方は
是非チェックしてみてください
脳震盪とは?
強く頭をぶつけたり
揺さぶられたりした時に起こる、
一過性の意識・記憶障害
と定義されます
(意識障害は必ずしも意識消失ではなく、変調も含みます!)
私たちの頭の中は
ボウルに入ったお豆腐
でよく例えられます
頭に強い衝撃が加わった際に
脳=お豆腐が揺さぶられることで起こります
ただ、
脳自体に損傷はなく、
一時的なものだと言われています
どんな症状??
頭痛
嘔吐
耳鳴り
ものが二重に見える
首の痛み
記憶消失(自分の名前、いまいる場所など)
短時間の意識消失
重度の眠気
バランスが取れない
など...
また他人からは目に見えない症状のため、
本人が大丈夫!!
と言っても慎重に様子を見る必要があります
脳震盪に見分け方
大前提として、
私たちトレーナーや、
脳震盪に知識があったとしても、
お医者さんでない限り診断することはできません
その上で
脳震盪の疑いがあるのか?ないのか?
プレーを続ける?止める?
この判断をすることが大切です!
他人から見える状態
• 放心状態、ぼんやりする、表情がうつろ
• 地面に横たわって動かない / 起き上がるのに時間がかかる
• 足元がふらつく / バランス障害または転倒/協調運動障害(失調)
• 意識消失、または、無反応
• 混乱 / プレーや起きたことを認識していない
• 頭をかかえる / つかむ
• 発作(痙攣)
• より感情的になる / ふだんよりイライラしている
IRB脳震盪ガイドラインより抜粋
本人からの訴え
•頭痛
• めまい
• 意識混濁、混乱、または、動きが鈍くなったような感じがする
• 視覚障害
• 吐き気、または、嘔吐感
•疲労
• 眠気 / “霧の中”にいる感じ / 集中できない
• “頭が圧迫される感覚”
• 光や音に過敏
IRB脳震盪ガイドラインより抜粋
本人に確認すること
• 「今日の試合会場は、どこですか?」
• 「今は前半ですか? 後半ですか?」
• 「この試合で最後に得点したのは誰?」
• 「先週/前回の試合の対戦相手は?」
• 「前回の試合は勝ちましたか?」
IRB脳震盪ガイドラインより抜粋
正しい返答が得られるかを見ます
この項目の中に当てはまるものがあれば
脳震盪の疑いがあるとされています
判断に迷ったり、微妙だなぁと思った時は、
大事をとってプレーを中止させるのも
大切な判断です
脳震盪が起こりうる競技では
各競技団体で
脳震盪ガイドライン というものを
作成しています
是非チェックしてみてください
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いかがでしたか?
たった1度の脳震盪で亡くなってしまったケースや、
1度目の脳震盪後、またすぐに2度目の脳震盪を起こすと
重度な脳神経障害がおこるリスクが高まる
といった報告もあります
お子様や選手の未来を守るために
安全第一を心がけましょう!!!
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました