調子はいかがでしょうか!(^^)!
『海外直輸入のカリマーSF通販ショップ』店主の稲嶺(イナミネ)です♪
本日も当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます!
今回の記事では、ブッシュクラフトで使えるロープワーク、シベリアンヒッチの結び方についてご紹介していきたいと思います。
シベリアンヒッチは、たった数回の練習ですぐに実践できるようになりますし、簡単でメジャーなワークスキルとなっておりますので、ぜひこの機会にお試し頂ければと思います。
それでは早速いきます♪
目次
・万能ロープワーク!シベリアンヒッチとは?
・シベリアンヒッチの結び方
・まとめ
万能ロープワーク!シベリアンヒッチとは?
Siberian Hitch(シベリアンヒッチ)とは、ロープを木や物に取り付ける際に使われるロープワークスキルで、その名の通りシベリア等の寒冷地で活用されていた結び方を指します。
寒冷地では、常に厚手の手袋やミトンを着用している為、手袋を取らなくても結べる方法として有名です。
あまりに気温が低いと、指をうまく動かしにくく、細かな作業は行いにくいですよね?
そういったことからも、シベリアンヒッチではほとんど指先の動作を必要としないので、比較的大雑把な動作で結ぶ事が出来るんですよ(^^
不器用な私にはありがたいロープワークです。
キャンプでの活用方法としては、テントのポールを引っ張る時や、タープを張る為に重要なリッジラインとして使われている事が多いでしょう。
ただ、超簡単で超素早く設置できる分、安全性や強度が必要とされる状況には向かない方法でもありますので、キャンプで活用するぐらいがちょうどいいと思います。
ちなみに、日本語では「引き解け結び」と呼ばれています。
同じシベリアンヒッチでも、人によって様々なやり方があるんですよね。
ロープを回す方向が違ってたり、輪っかを作るタイミングが違っていたりしますが、最終的な形は同じですので、自分が覚えやすい方法を取り入れれば大丈夫です
シベリアンヒッチの結び方
こちらの説明では、タープを設営するためのリッジラインを元に進めていきますね!
基本的に、2本の木と木の間に1本のロープを張るのですが、片方ずつ結び方が変わってきます。
まずはじめに、1本目の木にシベリアンヒッチで結び、2本目の木にはオートロック式トラッカーズヒッチという方法で結びます。
シベリアンヒッチ
使用するのはパラコード。
ロープを張る木と木の間隔は、2.5mから3.5mぐらいがちょうどいい幅だと思いますが、あなたがお使いになるタープのサイズによっても変わってくるため、実際のタープよりも少し大きめの幅があれば大丈夫です。
ここでは、右手に持ったロープを先端ロープ、左手に持ったロープをメインロープと呼びます。
まず、ロープの先端が右手に来るようにして、ロープを木に回します。
回したロープを左の手のひらに置き、右手にある先端ロープを下から回して左の手のひらに1回巻き付けます。
次に、右手で先端ロープを掴んだまま、左のメインロープの上に覆いかぶせるイメージで手のひらをグルっと裏返します。
手のひらを返したら、人差し指と中指を広げ、右手に持っている先端ロープを摘まみます。
ロープを摘まんだまま、左手に巻き付けて出来た輪っかから手を引き抜くイメージで輪っかの中に入れていきます。
ここまで来たら、あとはメインロープを引っ張ればOK!
外すときは、右手で持っていた先端ロープを引っ張ればスッと解けます。
オートロック式トラッカーズヒッチ
オートロック式トラッカーズヒッチについてですが、この方法を使う事でロープの張り具合を調整することが可能になります。
引っ張れば引っ張るほど強くピンッと設営することができ、尚且つ自動的にロックが掛かる仕組みになっているため、引っ張ったあとにゆるんだりすることが無いのが特徴です。
先ほど同様に、ロープの先端が右手に来るようにして、ロープを木に回します。
次に、左手に持っているメインロープを、指が上に来るように親指の間へ挟みます。
この状態から、指が下に向くように一回転させながら輪っかを作っていきます。
輪っかができたら、このまま指でメインロープを摘まんで、輪っかの中にメインロープを引き込んでください。
この状態からメインロープを右に向かって引っ張ると、ロープが締まり新たな輪っかができます。
次は、この輪っかの中に右手にある先端ロープを差し込みます。
同じようにもう一回差し込んで、合計で2周させます。
ここで1周だけだと通常のトラッカーズヒッチで、2周させるとオートロック式トラッカーズヒッチとなります。
1周だけにした場合は、引っ張っても自動で締まらず、力を緩めると元に戻っていきますのでご注意ください!
2周させたら、先端ロープを右方向へ自分の好みの張り具合になるまで引っ張っていきます。
こんな感じで、手を放しても張りが緩むことなく止まってくれます。
ですが、念のため最後に固定をしていきましょう。
先端ロープを右手で持ち、左手で真ん中を摘まんでメインロープの上に持ってきます。
簡単な輪っか状の形になると思いますので、先端ロープをこの輪っかの中へ下から上に向けて少し差し込み、親指に乗っている先端ロープの頭を摘まんで引っ張れば完成です。
ここまでが、タープやブルーシートを乗せるためのリッジライン手順となります。
お疲れ様でしたm(__)m
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はシベリアンヒッチだけをご紹介をしようと思っていましたが、せっかくなのでオートロック式トラッカーズヒッチも追加で書いてみました!
オートロック式トラッカーズヒッチは、テントをペグで引っ張る時にも役に立ちますので、色々と活用できると思います。
シベリアンヒッチはもう定番なので、個人的に固定するものは何でもシベリアンヒッチで行っています。
最低限必要なのはこの2つでいいかなってくらい便利なワークスキルなので、ぜひあなたもお試しください!
次回は、リッジラインに乗せたタープやブルーシートを固定しながら張りを持たせる方法をご紹介してみようと思いますので、また見て頂けると嬉しいです