
毎年恒例のおじさんツアーに行ってきました。いつもの気のあう友人たちとの三人旅です。
年齢に構わず金曜日の夜出発で徹夜で走り、早朝4時前に志賀高原へ到着しました。
朝の鳥のコーラスを聴くためです。
目指したのは志賀高原の中にある「信州大学志賀自然教育園」。
1日目は、このあたりで朝のコーラスを楽しみ、山を少し登ったところにある「おたの申す平」までの予定です。
夜が明ける前からカッコウ、ホトトギスがよく鳴き、高原の朝にぴったりの雰囲気を醸し出しています。キビタキ、センダイムシクイ、ウグイス、ヒガラなどのコーラスを楽しみました。
この「おたの申す平」というのは、このあたりは「渦巻状溶岩台地」と呼ばれる複雑な地形と深い森のために迷いやすく、迷った時には「助けてください、おたの申す」と神仏に頼るしかない・・・というわけで「おたの申す平」と呼ばれるそうです。
現在はハイキング程度で行けますが、それでもそのころを彷彿とさせるところでした。

溶岩跡と風穴

たこ松と呼ばれる木
岩の上に芽吹いた木が土を求めて根を伸ばしたのだとか。逞しいですね。

クロベ(ネズコ)の巨木

アズマシャクナゲ

終わり掛けです。

ムラサキヤシオ

マイヅルソウ


エンレイソウ

シロバナのエンレイソウもありました。

ゴゼンタチバナ

ツマトリソウ


オオバキスミレ

イワナシ

ミズバショウもありました。ここのは小さくて可愛い。
ここで見聞した鳥は、エゾムシクイ、キビタキ、センダイムシクイ、ルリビタキ、クロジ、ウグイス、コガラ、ハチクマ、コゲラ、メボソムシクイ、ツツドリ、キジバト、ジュウイチ、カケス、ミソサザイ、キクイタダキ、オオルリ、ヒガラ、トビ。
京都ではほとんど聴けない、ルリビタキ、クロジ、エゾムシクイ、キクイタダキなどの高地性の鳥のさえずりをたくさん聴けてうれしかった。
さすがに個体数は多いです。天気がイマイチでしたがはれていたらもっとすごいんだと思います。
この「おたの申す平」はバードリサーチというところが、定期的に鳥のさえずりを調査していて、インターネットを通してリアルタイムで私たちも聴くことができます。 森林調査のモニタリング
私も時々聴いていたのですが、あまりのさえずりの多さに、一度訪れてみたいと思っていた場所で、その夢が叶いました。
今回ペンションに2泊、車中で1泊?の足掛け4日間の日程でした。
1日目も予定だけでは収まらず、次々といろんな場所を訪れました。
たくさんの写真があるので、数回に分けてご紹介したいと思います。