今日は山へ行ってのんびりしようかなあなんて思っていたのですが、朝からはみぞれ混じりの雨。
ちょっと寝坊もしたいし予定を変えようと思って、前から時間があればと思っていた京都文化博物館での「近世 都の工芸」展に行くことしました。

正直そんなにどうしても行きたいという気持ちではなかったんですが、「本物を見ておく」ということの大事さにちょっと気が付いてきたものですから、どんな感想を持つかわからないけど、とにかく機会があれば見ることにしています。

さて実物を見てみると、やはりパンフレットをみているのとは当然ながら全然違います。写真では写らない、それが使われていた情景や歴史のようなものを感じます。
野々村仁清、本阿弥光悦、尾形光琳などのビッグネームの作品をはじめ、着物・陶器・蒔絵・香炉・螺鈿(らでん)など、多岐にわたる200点あまりの展示がありました。
本当のところ、モノの良し悪しは私などにはよくわからないのですが、それでもこれいいなあと感じるものが見つかるとうれしいものです。
素晴らしい蒔絵の作品には感動しました。

面白かったのは江戸時代の京の職人の紹介で、この通りにはこんな職人が・・・などと紹介してあったのですが、馴染みのある場所ばかりだったので興味をひかれました。ただ、当時のお店が今もそのままその場所に残っているところはほとんどないようです。


実はこの展覧会の前に別の階で「第29回全国水墨画秀作展」というのもやっていて、無料だったのでそちらから見たんです。
なかなか面白かったのですが500点以上の展示があり、本命の「近世 都の工芸」を見る頃にはちょっとお疲れ気味。両方で800点近くの作品を見たことになります。
途中で休憩したけど、全部見終わったときにはさすがに疲れた~
帰る頃にはすっかり晴れ上がった空が広がっていました。