確定申告が終わり、やっと一息。もう一週間以上も前のことですが、京都国立博物館での「京都御所障壁画」展で目の保養をしてきました。

京都御所は、市民の憩いの場所「京都御苑」の中にあるのですが、もちろん一般人は普段は立ち入ることができません。春と秋に一般公開がありますが、多くの方が訪れます。
ここに御苑の案内図があります。

京都御所には1800面もの襖絵があるそうですが、今回の特別展では約200面が展示されていました。これまで御所の外には出されたことがないそうで、初の試み。それを見ようと多くの方が訪れていました。

この200面だけでも圧倒されてしまいますね。
1800面もあるとそりゃあ見事でしょうね~。部屋の四方を襖絵が飾っているんですから・・・

中は撮影禁止なので作品はご紹介できないのが残念ですが、こちらで展示品の紹介と展示映像の一部が見られます。

ちょっとした傷や擦れ・日焼けなどがあって、美術品という面とともに実際に使われていることを実感します。このふすまの一枚一枚に鍵がついているのが印象的でした。


これは京都国立博物館、風格のある立派な建物です。


このあたりは豊臣秀吉にゆかりのあるものが多いところです。

ここは通称「女坂」。坂の途中に京都女子大・高があり、登下校時に多くの女性がここを歩いているので、いつしか女坂と呼ばれるようになったのですが、この坂を登りきったところには豊国廟があり、ここに豊臣秀吉の墓所があります。

また、秀吉を祀る豊国神社。その北隣には豊臣家を滅亡させる口実となった問題の大鐘が残っている方広寺(家康が秀頼と淀君に勧めて再興させた大仏とともに鋳造したものですが、そこに刻まれた「国家安康君臣豊楽」の銘が「家康の名を2分して国安らかに豊臣を君として子孫繁栄を楽しむ」意味だと家康を怒らせ大阪冬の陣が起きるきっかけとなったもの)などがあります。三十三間堂や智積院も博物館のすぐ近くにあります。

東大路通を北へ向けば、妙法院、清水寺、そして秀吉正室「北政所」の高台寺、祇園祭の八坂神社等々と続き、またその社寺の周りにもたくさんのスポットがあります。とても1日では回りきれないので、何日かかけてゆっくりと訪れたいなと思う文化エリアでもあります。