「中継演劇公演」とは? | KS Corporationのブログ

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香川県高松市を拠点に活動している舞台作品上演・映像作品制作ユニット。

構成・演出を担当しているしゃちょーです。

(あぁ、懐かしい・・・一応代表しているのでこう呼ばれていました)

 

6月の公演に向けて、絶賛稽古中。

・・・なのですが、

そもそも今回の公演「中継演劇公演」と銘打っているのですが、あんまり聞いたことないですよね!?

私はないので、きっと「なんのこっちゃ!」と思っている方が多いと思います。

 

ざっくり説明すると、

香川と東京の2会場をコミュニケーションアプリで繋いで、リアルタイムで動く両会場の様子を演劇にしちゃおう!という企画です。

香川会場には動く役者さんの後ろで東京の舞台上の様子が映像で映し出され、

東京会場には動く役者さんの後ろで香川の舞台上の様子が映像で映し出されます。

その映像はもちろんリアルタイムで中継されています。

 

見た目で言うと、こんな感じ。

 

ネット環境が途切れてしまうと、まぁ、正直アウトな作品です(汗)

とは言え万全の対策を考え、演出上でも色々試行錯誤をしているところ。

久々に演劇公演をする団体なのに、チャレンジだらけで、おいおい、本当に大丈夫かよ!?という感じですが、やってみないとわからない!と腹を括って挑む所存です!(硬すぎ?)

 

企画自体が持ち上がったのは約1年前。

 

このブログの更新履歴からもわかるように、当ユニットは2013年の演劇公演を機に活動を休止しています。

KS Corporationは、2009年四国学院大学ノトススタジオでの「連続ドラマ演劇」公演を皮切りに、商店街の空き店舗やカフェ、高校内の校舎を使った演劇公演、アルファあなぶきホールと共同主催した「演れば舞台!中学・高校生演劇ワークショップ」の運営・講師、他地域劇団公演のプロデュース、さぬき映画祭への作品出品なんかもしていました。

が、メンバーそれぞれの環境の変化により、いつの間にか散り散りになってしまいました。

 

演劇ってやっぱりみんなで1つの場所に集まって作るものだ、と、

しかも言い訳みたいだけど、正直あの時の熱量はもう取り戻せないし、時間も割けない、と、

だからやりたいけどできない、というかなんかやっちゃいけないんじゃないか、とずーっと思っていました。

 

が、それをちょこっと言葉にすると、

いやでも何かできることがあるんじゃないか、

今の私たちにこそできることがあるんじゃないか、という広がりをみせまして。

その表現方法として行き着いたのが「中継演劇公演」でした。

しかし、まぁ、そこからが大変だったし、今も大変なんですが(笑)

 

やっと「稽古」らしいことをするようになってきて、告知もしてしまって、

うおー!逃げられないよー!怖いよー!が正直今は8割くらいを占めているのですが、

今度いつみんなでできるかもわからない公演を見届けに来てくれると嬉しいです。