Nostra / nude:mm / TLC / incarnation styling. | LOOM OSAKA

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昨夜遅くに新作の公開となりましたが、その中から1ルックをピックアップし、
Nostra Santissima, nude:masahiko maruyama, the last conspiracy, そしてincarnationのアイテムを
それぞれ、改めて詳細をご紹介させて頂きたいと思います。


 

[ Shirt ]

Nostra Santissima COLLAR-LESS PULLOVER SHIRT

Price / ¥36,720 - (in tax)

Size / 44, 46 (*Fitting-Size : 44)

Color / Black

Material / Lawn (Cotton)

 

[ Pants ]

nude:masahiko maruyama DOUBLE TUCK WIDE PANTS with LEATHER BELT

Price / ¥42,120 - (in tax)

Size / 1, 2 (*Fitting-Size : 1)

Color / Black

Material / (Linen, Rayon)

 

[ Sneakers ]

the last conspiracy LOW-CUT SNEAKERS RE-WAXED HORSE LEATHER

Price / ¥51,840 - (in tax)

Size / 42, 43

Color / Black

Material /  (Horse Leather)

 






全体像、全身のスタイリングをご覧になった上で、各アイテムの詳細説明を進めて参ります。


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[ Shirt ]

Nostra Santissima COLLAR-LESS PULLOVER SHIRT

Price / ¥36,720 - (in tax)

Size / 44, 46 (*Fitting-Size : 44)

Color / Black

Material / Lawn (Cotton)



先ずは、今季19SSより再び取り扱いを再開させた、Nostra Santissimaのプルオーバー・シャツ。
ボディの中央あたりまでボタンが配列した、ヘンリー・ネックのタイプとなっており、
スリムでもタイトでも無く、ルーズでもオーバーでも無く、ベーシックなレギュラー・フィットのサイジング。
何の気兼ね無しに頭からスッポリ被っても、綺麗に収まるシャツ、そんな感覚の作品です。

 



勿論、その中でもブランドらしい細かな拘りが見えるのも確かです。
コットン・ローン生地は着皺が入り易いのが特徴なのですが、
敢えてカットソーの様な感覚でガシガシ着て、カジュアルに魅せることも出来ます。




無駄な装飾を省いた、ノーカラーの襟元が顔周りや首元をすっきりと見せ、
オリジナルの極厚のホーン・ボタンを外し、襟元を少し開けるだけで、抜け感が与えられて
より一層にカジュアル感を持った雰囲気に変えることが出来ます。




背面はアシンメトリーな裁断パターンを用いて、少し遊び心を持たせています。
前面がシンプルでベーシックなデザインのため、こちらの面で少しバランスを取った感じでしょうか。
さらっとしたクリアな質感と、陰影感がくっきりと出易い生地感ですので、
このアシンメトリーな縫製線が、より鮮明に浮き出て来る様になっています。



少し腕を動かしただけで、この位にドレープ感が出て来てくれます。
細番手の糸を用いたコットン・ローン生地ならではの、艶味を抑えたブラックが綺麗に映えます。






5分丈程の少し長めの袖丈となっており、この長さがしっかりとモード感を持たせ、
ただ単にカジュアル感だけを持つ作品にはさせない、ブランドの拘りが感じられます。
私もそうですが、年齢を重ねると、二の腕を余りに露出させるのも抵抗感が出て来ますので、
これ位が丁度良い袖丈なのかな、と思います。



その分、裾丈に関してはレギュラー丈に収められています。
これが、ここ数年続くロング丈であったなら、先程の逆で、ただ単にモード感の強い作品。で終わってしまい、

恐らく私達はセレクトしなかったかと思います。
今季19SSに於いて当店は、既存のモードに対する、カジュアル要素の取り込み。をテーマとしていますが、
正に、このシャツがそれを体現させてくれる作品だと実感しています。



右半身だけを、この次にご紹介するパンツのウェストに引っ掛けてみました。
一昔前のアメカジのスタイルによく有ったパターンですが、こうしてアイテムが違うだけで全く違った魅せ方が出来ます。



洗いざらしの様な自然な皺感が入った表情と、脈打つ様な大振りのドレープ皺の表情、
それぞれ異なる立体感を持った表情なのですが、共に美しいコントラストをもたらせてくれます。



スタイリングを組むボトムスの種類でまた違った魅せ方をすることが出来ますが、
シャツの絶妙な抜け感、エア感を持ったシルエットを考えると、これ位のボリューム感を持つ、
ワイド過ぎないワイドパンツが一番適しているかと思います。




シャツが横にドレープ皺の混入が現れるのに対し、パンツは縦にドレープ皺の混入が現れます。

この対比の部分は個人的に結構面白いと思うので、詳しくは次でご説明させて頂きたいと思います。


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[ Pants ]

nude:masahiko maruyama DOUBLE TUCK WIDE PANTS with LEATHER BELT

Price / ¥42,120 - (in tax)

Size / 1, 2 (*Fitting-Size : 1)

Color / Black

Material / (Linen, Rayon)




一目見て、理想的なワイド・シルエットのパンツ、と感じて頂ける方が多いのでは無いでしょうか。
フロント左右に2本ずつのタックを採り、縦への落ち感を出しつつ、全体の立体感を持たせたデザイン。
昨シーズンに多く見られた、全体的にボリューミーなワイド・パンツのシルエットでは無く、
適度にリラックス感を与えたボリュームで、腿から膝、膝から脛に掛けて、自然なテーパードを施して、
絶妙な緩急を付けたシルエットに形成されていることが分かるかと思います。



すっきりと脚長に、しかし、適度な余白の生地分量を持たせて、ストレスの無い着用感。
特に、春夏の季節には肌に張り付く様なタイプのボトムスは敬遠しがちですが、
脚をスラっと長く魅せたい、綺麗な線を出したい、といった贅沢な悩みも、このnude:mmのパンツは適えてくれます。



付属のレザー・ベルトでウェストを絞ると、タックから連なる生地のプリーツ部が強調され、
パンツ全体をよりダイナミックな動きが出る様に変化させることも出来ます。



リネンとレーヨンをブレンドした生地は、それぞれの長所を巧くミックスさせた生地感で、
リネン特有のガサっとした堅さやレーヨンの過剰な光沢感は抑えられて、
しなやかで少しとろみを持った、柔らかな手触りが気持ち良い生地感となっています。

例えるなら、トリプルガーゼの様な透け感を気にしなくて良いメッシュ状になっており、
ふんわりと空気感をも内包してくれる様な、優しい風合いを持った表情を持っています。

また、着用を重ねると、レザーの様に擦れやアタリの部分が現れて行きますので、
その表情の変化も愉しんでもらえる様な生地感となっています。



そのパンツの生地感に合せた、やや厚みを削いだナローベルト。

かなり長めに設定されたレングスで、先端を垂らす様にして着けるのがポイントとなります。
このベルトもまた、使用を重ねることで、革の色艶が濃く変化して行くかと思います。



サイドからも、腿から膝、膝から脛へと、それぞれのパートが自然なボリュームと曲線、直線を巧く繋いで、

自然に緩急の付いた、バランスの良いシルエットを描いていることがよく分かります。
このバランス感覚はサイズやピッチの数値云々ではなく、やはりデザイナーのセンスやキャリアに基く、

"感覚"の様な物だと考えます。



nude:mmのパンツ定番の、ハイバックのディティールが採り入れられた背面のデザイン。
この画像の様に、ややハイウェスト気味で着用しても良いですし、
ややヒップハングにして、フルレングスのトラウザーの様にして見せるのも良いかと思います。



9分丈程のレングス、SSシーズンではやはり短靴やアンクル丈、スニーカー等と合せて、
くるぶし周辺の肌の露出面積を考えながら、様々なシューズと合せてみたくなります。



フロントのポケットに手を挿し込むと、背面はこの様にくっきりと、流れる様にドレープ皺が生まれます。
内腿や脛に絡む様に、脚線を美しく見せてくれるのは、このパンツの絶妙なボリューム感の為せる業。
これ以上ワイドでもスリムでも、同じ様なドレープ感は決して出すことが出来ません。

 

靴の丈感によっては、裾を何回か折り返してロール・アップすることで、

対応出来る靴の種類も増えますし、組合せた際の見た目の変化を楽しめるので、

シーズンを通して、飽きの来ない、多用途に使えるパンツとして、使い勝手の良さを感じて頂ける作品かと思います。


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[ Sneakers ]

the last conspiracy LOW-CUT SNEAKERS RE-WAXED HORSE LEATHER

Price / ¥51,840 - (in tax)

Size / 42, 43

Color / Black

Material /  (Horse Leather)




足元は、先ずはthe last conspiracyのレザー・スニーカーを組合せてみました。
ISAAC SELLAMとのコラボレーションでも知られる、ポルトガルのハンドクラフト・シューズ。
革の生成時と、スニーカーへ造形した後にもタップリとワックスを手で塗り込み、

独特の艶味を表現させた、フルグレインのホースレザーを採用した作品です。



特に今回入荷のあった個体は"アタリ"で、この画像の右足の内側によく見えるのですが、
美しいトラ目が浮き上がった、豊かな表情を持つアッパーとなっています。
最初は、鈍い光を落ち着いて放つ様な佇まいですが、履き込むことで艶味を増して、
皺の混入も期待出来る、エイジングが愉しみな一足。
シューレースはベロタンの内側を通す仕様で、表からは見せない造りにして、
シンプルに、レザーその物を強調させる様なデザインとなっています。



また、重厚な見た目に反して、実際は軽やかにグリップの利いた履き心地が感じられます。
ソールもまた、アッパーのレザーと同様にハンドクラフト感の雰囲気を持たせる為に、
手作業で研磨しており、無骨で粗削りなテクスチャー感を表現しています。

ウェアとのバランスを考えた際に、例えスニーカーであっても、このTLCのレザー・スニーカーの様に、
ある程度のボリューム感やダイナミックな表情を持つスニーカーを合せたいものです。




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[ Shoes ]

incarnation HORSE LEATHER DERBY SHOES #2

Price / ¥Open Price (*販売価格はお問合せ下さいませ。)
Size /   42
Color / Bordeaux
Material /  Horse Leather




最後に、incarnationのハンド・ダイにて製作されたホース・レザーのダービーと組合せたパターン。
スニーカーからダービー・シューズへ、ブラックからボルドーへ、同じ足元でもかなり印象が変わります。

incarnationは、昨年より新型の木型を採用しており、過去のものと比較して、各段に格好良くなっています。
ロングノーズ、シェイプさせたウェスト部、タイトなシャフト等.., シャープなルックスは様々なボトムスにしっかりハマります。

そして何より、この独特のボルドー色の斑感は、靴職人の方の手染めならではの表現された色味で、
全体のバランスを見ながら、独特の陰影感を放つ様に、赤と黒が混ざり合う絶妙なカラーリングに施されています。



勿論、先程と同じnude:mmのパンツを着用しているのですが、
足元をブラックからボルドーに色味を変えると、他者の視線の動きや集中する箇所が変わります。

やはり全身ブラックで纏めると、視線は分散し、一番印象深い箇所、トップスなのかボトムスなのか、シューズなのか...
何れかに視線が落ち着きます。
しかし、この様に全身ブラックの中でも一ヵ所だけ色を変えると、明らかにその箇所に視線は集中します。
何か特に惹き付けたい、拘りを持たせたいパーツやディティールを持つアイテムを挿し込むと、非常に効果的です。



と、同時にその他のアイテムも変わって見えますので、
今迄ブラック・ファッション一辺倒だった方には、それをベースにしつつも、

特に今の様に新しいシーズンを迎える際に、何か変化をもたらせるチャレンジをしてみて頂けたらと考えています。






 


是非、ご検討下さいませ。

それでは本日はこの辺りで失礼致します。

 

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店頭では各ブランドから続々と新作が入荷して来ております。
平日でも、お時間ご都合宜しければ、一足先にお手に取ってご覧頂ければと存じます。
是非、ご来店をお待ち致しております。
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のアカウントにて、オフィシャルに先駆けて新作をチラ見せして行きますので、お愉しみにご覧下さいませ。

 

*Winter Sale (1月末日まで開催致します。)

 

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