こんにちは!

 

昨日は、藤井4段は29連勝更新ならず残念でした。

そして都議会選では都民ファーストの会の大躍進。

個人的には、安倍首相も下村都連会長も嫌いではないのですが、最近は、盲目的・閉鎖的・傲慢といった側面が目についたのは確かです。

これを契機に刷新につながれば良いと思います。

 

 

さて、今日は、先月に2回目の手術を受けた前後のあれこれを綴ります。

でも、自分の気持ちを整理しきれていないところもあったりしましていつにも増して、奔放なお話になってまうかもしれません。

何卒ご容赦ください。キョロキョロ

 

{331C45C7-D084-474C-A1C3-430D9E1DB2D8}

 

てんとうむし 1 てんとうむし 手術前のひと悶着 先生との距離感

 

昨年2月、現在お世話になっているD病院で抗がん剤治療を開始して以来大凡1年が経過したところで、腫瘍マーカーも一貫して基準値内に収まっていたことから、今年初より抗がん剤の投与を中断して経過観察に入りました。

再び腫瘍マーカーが上昇し始めたのはそんな矢先でした。

 

2月から4月にかけてPET、CT、MRI、再CTと検査を繰り返した結果、膵頭部切除後の残部に腫瘍らしきものありとのこと。

 

もう少し詳しく言えば

・残膵部に2㎤大の腫瘍らしきものあり。

・さらに肺部にも微細ではあるが腫瘍の可能性を

    示す陰影あり。

さてどうするか…。

 

D病院のS先生からは、まずは即刻、残膵部をすべて切除すべしとのご意見。

有り難く承りつつも、念のために、前回手術をしてもらった国立C病院にも状況報告と相談に…。

 

C病院の先生曰く

「D病院の検査データだけでは、残膵部・肺部との

    関係性がわからない。

 肺部をより精密に検査し、腫瘍の有無を確認の上

    腫瘍であった場合は膵臓がんと同じ原発巣に

    由来するものではないかの確認が必要。」

 

「もし、両者が同種の悪性腫瘍なら、それは転移に

    よるもの。

 その場合は、全身にしている可能性も踏まえねば

    ならず、手術は『労多くして実利なし』で、

    必ずしも得策とは言えない。」

 

「また、一部の腫瘍を切除することにより、

    他の部位に隠れていた腫瘍を活性化させ、

    一気に生命の危機へ至らしめるケースもあり。」

 

「1ヶ月あれば、詳細検査の上でC病院として

   見解をお示しできます。」

…とのご意見。

 

また、その一方で、前回の手術でステージ4bであったK’s(私)の状況については

 

「術後1年半以上経過した最近まで再発が

    なかったことは正直、驚きと称賛に値するもの

    であり、現在のD病院での抗がん剤治療が、

    K’sに対して有効なことは疑いようがなく、

    今回手術の是非に関わらず続けるべし」

…とのご意見。

 

そうなんだ。

前回の手術から今日までの命、毎日の生活は、

ある意味奇跡的なことだったのだということを有り難く噛みしめる私。

であれば尚更のこと、今回の手術のについても慎重に判断したい。

 

C病院が提案してくれた検査をD病院にお願いできるかもしれない。

D病院、S先生にご相談してみよう。

 

今から思えば軽率であったかもしれませんが

まずは、S先生のお時間を頂こうと病院に電話をかけたところ

受話器の向こうからはS先生のいらだちの声。

 

「標準治療しかしない病院に相談しても、

    新たな治療の途もなく、最終的には従来の治療

    の範囲で様子見となるだけ。

 今回だって、手術もしてもらえずに時間が

   無駄に過ぎるだけだよ。」

 

「標準治療に戻りたいならそうしなさい。

    私は手を引かせてもらう。

 今の状況は、限られた可能性に賭けて少しも

    手を緩めてはいけない

 状況にあるのがわからないのかなぁ」

 

ガチャンと切られた電話を片手に、もはや選択の余地は無し。

国立C病院からも、D病院S先生の治療継続が不可欠と言われ、そのS先生ご本人からは、この期に及んで迷うなら勝手にしろと。

 

理想のインフォームドコンセントには程遠い気もしますが我が身のおかれた状況を理解するには十分でした。

 

C病院からもD病院からも我が身に対して本気のご意見を頂けたことに心から感謝しています。

医師として患者の命を預かる以上、自身の納得いく形で治療をすることが条件。

そう考えてくださっていることはヒシヒシと伝わりました。

 

しかしながら、どこかやりきれない侘しさも吹っ切れない中で手術を選択することとなりました。

 

少し心が楽になったのは、入院直前に、温熱療法のO病院で主治医に状況をお話しした時。

 

「K’sさんの選択でよかったと思いますよ。

   一番のご心配は、今回残膵部を切除した後に

   肺の方で腫瘍が見つからないかということか

   と思いますが、今は放射線照射で部分切除する

   こともできます。 

 私の関係先で実績を積んだ病院もご紹介でき

   ますから大丈夫」

 

先生、ありがとうございます。

 

私のもやもやの中で、少なくとも治療方針に関する部分は、O病院の主治医からいただいた一言で解消しました。 

内容の正否ではなく、患者の迷いに寄り添う一言の有り難さ。これぞ、インフォームドコンセントかも。

 

それでも尚、未だに残るモヤモヤは何だろう。

無力感?

今は良くわかりません。

でも、今回の選択については後悔していません。

私には他の選択余地はありませんでしたから。

 

 

かに座 2 かに座  手術の結果

 

ここから先は、自分の備忘録も兼ねて要点だけ書かせていただきます。

 

術後の病理診断書の文言 

 

・腫瘍はすい臓を超えて高度の線維化を伴い、

    腫瘍細胞が不規則な腺腔構造を形成して増殖

    する中分化相当の腺癌の像を認める。

・脾静脈、膵:周囲脂肪組織へと浸潤している。

 

手術をしてくださったD病院、外科のI先生からの補足説明

 

①腫瘍の性質

・採取した腫瘍の半分がVital。

    残り半分は壊死状態。

・前回C大で高分化主体、今回が低分化主体の

   様な書き方になっているが、あくまでも観察者

   の主観によるところが大きい。

   低分化となると一気に悪性度合が高まるが、

   そうではないのであまり気にし過ぎないこと。

 

②腹膜播種の可能性

・術前の肉眼確認では確認されず、手術を実施

   できた。 

・洗浄細胞診は実施せず。

(腹膜播種が判明するとさすがのD病院でも

   手術しにくくなる事情があり、今回は、手術の

   決行を優先したとのこと)

 

③リンパ転移

・病理検査の範囲外への転移は確認されず。

    今回の検査範囲に限って言えばリンパ転移なし

    のステージ「4a」評価。

 

④憂慮される点

・脾静脈や周辺脂肪組織の浸潤に対処できていない。

・腹膜播種は、洗浄細胞診ができておらず完全に

    シロではない。

・リンパ周辺、上腸間膜動脈周辺についても郭清

    しきれていない。

➡︎上記の一連、及び 肝臓・肺を含めた血液循環

    ルート上での再発可能性について留意の上、

    引き続き定期検査が必要。

 

⑤今後について

以上を踏まえ、予防的な抗がん剤投与の継続を奨励。

 

 

ヒマワリ 3 ヒマワリ 術後の状況

 

①仕事

退院週明けの6月26日から出社しています。

2回目で術後の痛み等にも慣れた面もあるかもしれません。 

フレックス制度も活用して元気に通勤しています。ウインク

 

②術後の腫瘍マーカー(6月30日測定値)

別頁表⑦に記載の通り、腫瘍マーカーCA19-9が術後も上昇。

(術前の374から、術後は988にまで上昇)  

  

表⑦の余白に、CA19-9の想定推移線を記載してみました。

一般的には、手術をもってCA19-9が下降に転じる青ラインが想定されるところなのですがそうはなりませんでした。

今後どうなるのか予断を許しません。

 

赤色実線のように、ひたすら上昇の一途を辿るのか、

赤色破線のように、一旦上昇しても今後下降に転じてくれるのか。

大変心配ではありますが、次回の検査結果を待つしかありません。

 

前回の手術では、CA19-9のピークは術後一月後でした。

今回もそうであって欲しいと切に願うばかりです。

(前回の状況については、別頁表①をご参照ください。) 

  

③今後の治療

6月30日より、隔日ペースでのTS-1服用を再開しました。

7月12日より、術前に実施していた他の抗癌剤投与も再開します。

  

S先生曰く

 「少し薄めの投与から始めて、しかし急速立上げでいきましょう。」

とのことでした。

 

 

以上 やはり、長くなってしまいました。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

 

いろいろありましたが、とにかく無事に2回目の手術を終えて、公私ともに活動を再開しました。

 

コメントや「いいね」で励ましてくださった皆様に改めて御礼申し上げます。

引き続き、自分のお伝えできることを少しずつでも発信していきます。

いつか、少しでも、どなたかのお役に立ちますように。

 

おまけ

 

最後になりましたが、今日はこの曲をお贈りします。

いろいろありますが、気持ちは上向きでいきたいですから🎵

 

STEREOPHONICS

/ Have  a  Nice  Day

 

 

 

 ☆同じ病気の方々のブログが集う場所です。

  どうぞご参照ください。(クリックしてGO)

  
にほんブログ村