当院では、シミ治療のご要望がとても多く、
私Dr.Moe自身の得意分野でもあります。
中でも、開院の当初から症例数が最も多いのは、
しみレーザー(Qスイッチヤグレーザー)です。
テープを貼らなきゃならないタイプのレーザーです。ピコレーザーや、ゼオスキンというテープなしで済む方法があっても、このQスイッチヤグレーザーがなくならないのには理由があります。
今日これからお見せするような、クッキリのシミで、10ミリを超えるような比較的大きめの色素斑であれば、「Qスイッチヤグレーザーのほうが手っ取り早くて、確実」だからです。
(価格)→
1mm 1000円
このかたの場合は10mmなので10000円 税抜き
内服 1ヶ月分3500円
診察費用別途。
テープ道具 約1000円
(内容)→532mmの波長で照射しテープ保護
(副作用)→ 赤みー数日以内に消失
色素沈着ー3〜6ヶ月で消失
☆☆☆
しかし、照射後、「テープっていつまでやるの?」「こんな黒焦げになって本当に大丈夫なん?」と不安になる患者様がいらっしゃるのも事実。
図を使ったり文章を使ったりして説明は事前にかなりしていますが、それでも不安になることもあるかと思います、ほとんどの患者様にとって、それは初の経験であり、ご自分の顔の上で日々変化が起きることだからです。
電話で問い合わせなどあれば、普段なら、「とりあえず来院で見せに来てくださいね」というわけですが、いまはそれが出来ない状況かと思います。
これから受けるつもりの方にとっては予習にもなりますので、かなり詳しく解説しますね。
(当院以外でレーザーを受けた後のテープの解除方法について相談を受けることも頻繁にあります。
機器が違えば判断が違ってくる可能性もありますし、レーザーしてくれた先生のご判断に従ってくださいね。このブログは当院の患者様を想定して書いています。)
しみレーザー(Qスイッチヤグレーザー)でしみの治療をお受けになった30代女性の患者様。
20代後半ごろから右ほほにこのような比較的大きなシミが出てきて濃くなってきたというお悩みでのご相談でした。
(嫌ですねー、このネーミング。。。
老人性ってわざわざいわなくても。(^◇^;))
そのまま放置しておいても
正直消えるということはないですし、
市販の化粧品でどんなに美白ケアを頑張ってもこの大きさと色と濃さのしみが消えるというのは
正直ほとんど期待できない、、、
ということは
患者様自身もよくご理解されている場合も多いです。
つまり、このタイプのしみこそ!
レーザーの良い適応だと思います。
Qスイッチヤグレーザーを照射の翌日
↓
赤くなっています。
肌からしてみれば軽いヤケドのような状態。
当日はヒリヒリすることもあります。
この患者様の場合、
写真のように赤みが強く出てしまいましたが
ここまで赤くはならないことも多いです。
照射から4日後↓
赤みは落ちついてきましたね。
この、照射前よりも濃くなった状態をみると不安になられる方ももちろんおられますが、よく反応している証拠です。
「安心して、とにかくテープ生活は継続してください」と、お伝えしています。
これ、
カサブタ、と呼んではいますが実際にはこんな感じで、
”焦げた薄皮がのってるみたいな状態” ですね。
通常、怪我で経験したことがあるような
カサブタのような厚みはないです。
そして8日後!
ついに剥がれ始めましたねー
まだまだテープをつづけてもらいました。
日に日に取れていきます
これが10日後↓
ご自身の顔に何年もあったしみがこうして取れる瞬間というのは、けっこう衝撃的なものです。
照射から14日後には
すべてのカサブタがはがれました
白っぽいところや赤みがわずかにわかる感じがありますが
徐々に周りの肌色になじみます
56日後がこちら↓
レーザー後に一時的とはいえ色素沈着が出てしまうことはあります。
さて、
テープいつまで必要ですか?とよくうけるご質問ですが、、、
こたえは、
このカサブタが剥がれてしまうまでです。
つまりこの患者様の場合は2週間でしたが、はがれたときの肌の状態や紫外線対策の度合いによってはもうすこし長めにお伝えすることもあります。
テープにかぶれさえしなければ、期間が長い分にはかまわないです。
照射前に、だいたいどれくらい?ときかれた場合には、私は”1〜2週間です”とお伝えすることにしています。
この方よりも小さなシミの場合だと1週間ですべてのカサブタがはがれてしまうことも十分ありえます。
テープは面倒だったり、恥ずかしかったりするとは思いますが、大切なレーザー後のケアです( ^_^)/~~~
テープできない日用に専用のコンシーラーは使っていただいてもいいのですが、
なるべくテープで頑張ってくださいねって話してます。
このカサブタ、はやく取れてほしい気持ちはかなりわかりますが、自分で剥がしたりなにかの摩擦ではがれてしまうのはよくないですし、テープを貼る前に塗る軟膏によっていつも湿ってるという状態がベストなんですよ
この患者様も、テープ生活、よく頑張られました綺麗になるためですもんね
テープが貼りやすい育休のうちに!というご要望に間に合いましたね
ちなみにこのテープ、詳しく言うと、、、
当院のポリシーとしては、軟膏を塗ったうえに専用のフィルムをのせていただき、最後に一番上にテープを貼っていただいています。
かさぶた部分に直接粘着力が乗ってしまうと、剥がすときにかえって刺激になってしまいます。
どうしてもテープを直接はるのなら、剥がさずに、はがれるまでつけっぱなしがいいでしょうね。(日に日に汚い感じになりますが)
テープの様子はこちら、
軟膏を塗って、フィルムものせて、なので厚みがでます。
☆☆☆
Dr.Moe
レーザーを受ける前のお気持ちはいかがでしたか?
患者様
レーザーでしみをとるっていうことに対して漠然とした不安とか心配は正直ありました。
上手くいくかとか、いかなかった場合、顔って体と違って被って生活していけなくて人に見られる場所だけに今まで通りの生活できるかなぁとか。
逆に言えば、上手くいけば今まで何年も気にしてたしみがなくなったら、今より気持ちが明るく前向きになれるかなぁっていう期待もありました。
この先何十年って鏡見る度に落ち込むのも嫌だし、化粧(コンシーラー)で隠しきれてないまま生活するのはかなりしんどいって思っていました。
Dr.Moe
照射直後のご感想はいかがでしたか?
患者様
想像よりあっという間でびっくり。
針で刺されるようなちくっとした痛みだったけど全然我慢できる程度でした。
照射前後ももっと大がかりな感じかと思ったけど、コンビニとか寄るぐらい気軽に簡単に出来るんだってびっくりしました。
受けた後は数日少しヒリヒリするけど1.2日ですぐおさまりました。
Dr.Moe
ご自宅でのテープの付け替えなど、照射後の生活で苦痛だったことはないですか?
患者様
特にないです。
自分の肌のことだし苦にならない。
Dr.Moe
治療を終えてみて、ご感想を自由におきかせください。
患者様
もっと早くしたらよかった!今まで悩んだ時間がばかみたい笑
って、自分と同じようにしみに悩んでる人に伝えたいです。
☆☆☆
経過写真公開の御快諾と、アンケートへの率直なご回答ありがとうございました。
しみレーザーのほかの症例写真はこちら↓
全体的に小さいシミが数多い場合、テープなしでご希望の場合には、2018年9月からは最新のピコレーザーでのシミ取りも行なっています。
↓ピコレーザー、詳しくはコチラに症例写真多数
Dr.Moeでした