先月18日、米軍の横田基地のパラシュート訓練中に、米兵の1人が隣の羽村市の民家に不時着。民家の屋根が壊れて米軍は訓練を一時中断しましたが、その2日後福生市内の児童館の屋上に、パラシュートの一部が引っかかっているのを職員が発見。20日に横田基地で行われた降下訓練の際、風に流されたパラシュートが落下したものでした。






米軍は事故の発生当日、夜間にこっそり施設内に侵入して、敷地に落下したパラシュートの部品を回収していたのです。2004年の、沖縄大学の敷地にヘリが墜落して炎上する事故の時も、日本の警察締め出されて現場検証ができませんでしたが、一向に改善されません。






在日米軍が日本の民間人や施設に被害を与えても、警察捜査ができず米軍の手で隠蔽される、どう考えても占領下。しかも日本には、アメリカの諜報機関であるCIAの支局があります。日本政府は否定していますが、アメリカではこれについて述べた文書が公開されました。このような状態の日本で検討されているスパイ防止法とは⁈






多くの方々は、日本で暗躍している仮想敵国のスパイを取り締まるためのスパイ防止法を想定していると思います。当たり前ですが。ところが、自民と維新の連立政権合意書に取り入れられた内容は、

国家情報局の創設、国家情報会議の設置、対外情報庁の創設、情報要員養成機関の創設、スパイ防止関連法性の検討

となっていて、スパイ行為を取り締まるよりも情報を収集・管理する方向性が強いのです。





スパイ防止法が持つ情報への探知・収集禁止し、情報の漏洩や通報を禁止するものだが、国家情報局は国の内外を問わず様々な手段様々な情報取得し管理しようとするもの〉(『紙の爆弾』一月号)

海外に持って行かれる前に国が情報を管理するための法律。『スパイ防止』ではなく『スパイ法』なのです。なんか残念ですが、日米地位協定の見直しの方が先かしらね。



情報収集よりも邪魔者は消せ、という印象が。