犬夜叉【♂】&村人B【♂】
かごめ【♀】
弥勒【♂】&村人A【♂】
珊瑚【♀】&神楽【♀】
七宝【♂&♀】&村長【♂&♀】
小春【♀】&神無【♀】
ナレ【♂&♀】
【OPテーマ≪I am≫】
【BGM「時を越えて‐かごめ‐」】
https://youtu.be/mq-xEXfolNY?list=PLvmoVFy7lehxMSPSx9_awOtaW7Rw_Ssz6
かごめM「奈落……五十年前、四魂の魂を奪おうとして、
犬夜叉と桔梗を殺し合わせた妖怪。
砕けた四魂の欠片を集めて、今、どんどん妖力が増していってる。
弥勒様は、右手に風穴という奈落の呪いがかけられている、
いつかは自分の身体を飲み込んでしまう風穴。
それまでに奈落を倒さなければならない。
珊瑚ちゃんは、お父さんや妖怪退治屋の仲間を、目の前で殺されている。
弟の琥珀君を操ってやる、汚い手口で!
自分の手を汚さない卑怯な奴……いつか、必ず追い詰めてやる!」
【BGMフェードアウト】
【タイトルBGM】
https://youtu.be/wlTvqnXatco?list=PL68C63AB8B8248839
(タイトルコール)
犬夜叉「神楽の舞と神無の鏡」
【環境音「鈴虫」】
N「犬夜叉一行は、放置されていた空き家で休んでいた。
かごめは犬夜叉の傷の手当てをしながら、弥勒から神楽の出生について聞く」
かごめ「あの、神楽って女が奈落から生まれたかもしれないっていうの?!」
弥勒「そういう事も考えられるという事です」
かごめ「でも……」
七宝「奈落というのは男じゃろう?男がどうやって女を生むんじゃ?」
弥勒「奈落はもともと、妖怪が寄り集まって一つになったもの。
それが別れたと考えれば……どうです?」
かごめ「そうね、奈落本人が変化したにしては、
あたしたちの事を知らな過ぎたわ」
弥勒「しかし、どのような女子(おなご)に化けようと
元が奈落では……私としては願い下げですが」
かごめ「別に付き合う訳じゃないんだから……」
七宝「しっかりせえよ……弥勒一族……」
N「犬夜叉は、神楽と戦った時の事を思い出していた。
奈落と同じ匂いを持つ神楽、そして神楽の背中に奈落と同じ
蜘蛛(くも)の形をした火傷の跡があった事を」
犬夜叉「でも、おかしいじゃねえか。神楽って奴、女にしちゃあ
それなりに手ごたえがあったぜ。
そんな奴を産み出せるくらいなら……」
珊瑚「うん、なんで今まで、それをやらなかったんだろう?」
弥勒「そこです、今までやらなかったのではなく……」
珊瑚「出来るようになった……?」
かごめ「それって、奈落に新しい能力が備わったってこと?」
【環境音 フェードアウト】
【BGM「邪妖‐奈落‐】
https://youtu.be/1ve-jrtjopI?list=PLvmoVFy7lehxMSPSx9_awOtaW7Rw_Ssz6
N「一同沈黙……。
場面は切り替わり、奈落の城」
奈落「神楽よ、貴様が鉄砕牙を受けてくれたおかげで
奴の剣を見切ることが出来た。
行け(ゆけ)、今一度」
奈落「既に貴様の姉、神無を放ってある」
【BGMフェードアウト】
N「同刻、奈落に犬夜叉奇襲を命じられた神無は、
街道を最猛勝(さいみょうしょう)と共に歩んでいた。
一方そのころ、小春という村娘を追って沼を進んでいた村人が、
小春と思わしき人影を見つけ襲い掛かる」
村人A「あれは……いたぞ!!」
【BGM「大反撃」】
https://youtu.be/T78Av81RLzk?list=PLvmoVFy7lehxMSPSx9_awOtaW7Rw_Ssz6
村人B「小春に違いねえ!だあああああ!!」
珊瑚「はあっ!てい!」
N「人影の正体は珊瑚だった」
若様「な、なんじゃお前は?」
珊瑚「あんたらこそ何?見たところ普通の人間みたいだけど」
村人B「この女、小春じゃねえ……!」
N「珊瑚の顔を見た油長座は、その美しさに魅惚れ
村人たちに捉えるよう命令する。」
村人A「へ、へい!?」
村人B「大人しく来い!」
村人A「なめた真似したら承知しねえぞ!」
N「村人が珊瑚に詰め寄ったとき、沼の奥から犬夜叉が飛び出す」
犬夜叉「待ちやがれぇええッ!」
N「犬夜叉は次々と村人を殴り倒し、そして……」
犬夜叉「てめえが親玉かッ!!」
N「若様と呼ばれていた人物を意の一倍強く殴りつけた」
村人A「わ、若様!!」
村人B「す、すんませんでしたぁッ!」
村人A「若様しっかりぃッ!」
村人B「うおぁ!?若様の顔が変わっとる!!」
【BGMフェードアウト】
犬夜叉「なんでえ?あいつら……」
N「村人が逃げ去った後、小春が珊瑚に駆け寄る」
珊瑚「あんたが追われてたの?」
小春「は、はい……」
かごめ「さんごちゃーん?」
弥勒「どうしました?」
N「小春は近寄る二つの影の一つが、弥勒である事に気が付くと
嬉しそうに弥勒に抱きついた」
【BGM「不良法師‐弥勒‐」】
https://youtu.be/szO59rCPsEI?list=PLvmoVFy7lehxMSPSx9_awOtaW7Rw_Ssz6
弥勒「はて?どこかでお会いしましたか?」
小春「おら、小春です!」
弥勒「小春……?あぁ!あの時の!」
小春「三年ぶりです!弥勒様……!」
弥勒「いやあ、すっかり見違えましたなあ、いやあ懐かしい!」
犬夜叉「あの娘ェ、弥勒の友達か?」
かごめ「なんか、単なる友達以上って感じ」
七宝「じゃなあ……」
N「小春の回想に切り替わる」
小春N「おら、戦で親兄弟を亡くして、油長座様に拾われて
朝から晩までこき使われ、辛くてひもじくて、
おら、毎日泣いてました……」
小春「そんな時、お払いの為に村に来ていた弥勒様だけが
おらに優しくしてくださいました……。
そして、おらに私の子供を産んでくれぬか?と……」
【BGMフェードアウト】
N「話を聞いた犬夜叉一行が弥勒から距離を置く」
弥勒「あ、あれ……何退いてんですか?」
かごめ「弥勒様ぁ!子供にまでそんな事言うなんて!」
珊瑚「ケダモノ!」
小春「おら、うれしかった……」
かごめ「うぇえ!?……責任とんなさいよおお!?」
弥勒「はあ……しかし小春には、まだ指一本触れてませんので」
珊瑚「本当だろうね?」
弥勒「まだ、子供でしたしね……」
【BGM≪哀しみの果てに≫】
https://youtu.be/arJ7Giq4jXw?list=PLvmoVFy7lehxMSPSx9_awOtaW7Rw_Ssz6
【環境音≪鳥の鳴き声≫】
小春「あの時、弥勒様はすぐ村を去られました。
いつかきっと迎えに来てくださる、おらはそう信じてました。
それが最近、油長座様の若様が、
おらの事いやらしい目で見るようになって……。
夕べ、とうとう力づくで思いを遂げようとなさいました……!」
かごめ「……それで逃げ出したの?」
小春「はい!薪で一通り殴って、動かなくなった隙に!」
かごめ「うっ……そう」
小春「弥勒様!おらを連れてってください!」
弥勒「小春……」
小春「おら、行くところがないんです!それに……
おらもう大人です、弥勒様の子供だって産めます!」
N「弥勒に犬夜叉たちの冷たい視線が突き刺さる。」
弥勒「あは……」
かごめM「私より年下なのに……やっぱ戦国時代の子は凄い……!」
N「場面は切り替わり古ぼけたお堂で休憩をしている犬夜叉一行」
【BGMフェードアウト】
犬夜叉「分かってんだろうなあ?弥勒。
連れてけねえぞ、あの娘」
弥勒「はい……」
珊瑚「かといって、置き去りというわけにはいかないだろう?」
弥勒「そうですね……せめてどこか安全に暮らせる場所を
見つけるまではそばに付いててやらねば」
珊瑚「だよねー、仮にも自分の子を産んでくれって言った相手だし?」
弥勒「いやあ、私は出会った女子には必ず言う事にしてますから」
珊瑚「私は言われてないけど」
N「何かに気づいた顔をする弥勒、すかさず珊瑚の手を握り……」
弥勒「すまなかった珊瑚……私の子を」
(前の弥勒の台詞の「私の子を」に被せてください)
珊瑚「ええい!!言わんでいい!!」
N「同刻、川の岸辺でかごめが小春の話を聞いている」
かごめ「へえー、弥勒様が初恋の相手なんだ」
小春「はい!一日も忘れた事、なかったです。
いつかまた会えると、それを思えば、辛い事も耐えられたです!」
かごめ「初恋かあ……」
小春「おら幸せです、もういつ死んでもいいです!」
N「一方そのころ、弥勒は小春の住まいを見つける為
とある村の村長と話をしていた」
小春「おら!絶対に皆さんの邪魔しません!
ですから……!」
犬夜叉「ダメだ」
かごめ「あたしたちと一緒にいると危ないのよ」
犬夜叉「諦めてここに残んな」
珊瑚「その方がいいって」
七宝「そうそう」
小春「…………」
かごめ「小春ちゃん……」
弥勒「村長様とは、話がつきました」
小春「弥勒様……」
弥勒「小春、こっちにおいで」
【BGM≪琥珀の面影≫】
https://youtu.be/r43Nw-ZtQTY?list=PL0CFB78DC851292F7
小春「弥勒様、せっかくお会いできたのに
お別れするなんて……」
弥勒「分かっておくれ、小春。
戦いになったら、お前の命を守り切れるかどうか分からん。
私の追っている妖怪は、それほど厄介な相手なんだ。
……私とて、お前と別れるのはつらい。」
犬夜叉「あれ説得してんのか?」
かごめ「口説いているようにしか見えないわね……」
珊瑚「ったく、ベタベタしちゃって。
あれじゃ未練が残るだけじゃない。……ん、何よ?」
犬夜叉「俺の気のせいかもしれねえが珊瑚。
おめえさっきからなんかピリピリしてねえか?」
SE:雷(ビリッという短い音)
(怒気をはらんだ風に)
珊瑚「気のせいだろ?」
SE:炎(メラメラという音)
かごめ「珊瑚、ちゃん……」
【BGM フェードアウト】
N「日はすっかり落ち、夜。村長の家の前で小春は弥勒達を、
せめて一晩だけでもと引き留めていた」
小春「弥勒様!せめて一晩だけでも一緒にいてください!」
村長「小春もこう言っております、どうかのう?泊まっていかれては?」
弥勒「いえ、長く留まれば、それだけ小春に辛い思いをさせますので」
N「小春は耐え切れず、涙を流しながら走り去っていった」
珊瑚「今夜ぐらい別れを惜しんでやってもいいんじゃないか?」
かごめ「小春ちゃんも、この村の事はまだよく知らないんだし……」
弥勒「そうも行きません。まかり間違って、小春に子宝が授かってしまったら、
小春は一生私の面影を追い続けることに……」
かごめ・珊瑚「うっ……」
七宝「まかり間違って子宝?それはどういう事じゃ?弥勒」
弥勒「それはですねー」
かごめ「説明しなくていいの!!七宝ちゃんはまだ子供なんだから!!」
【BGM≪出会った場所で≫】
https://youtu.be/eE_LPyWPQ8s?list=PL6AA359E8A800FFCC
(小春役の方は犬夜叉の「村を出るのは明日の夜明けにする!」
という台詞が終わるまで泣き続けてください)
犬夜叉M「泣いてんのか……チッ、どうも涙って奴は苦手だぜ」
かごめ「犬夜叉?」
犬夜叉「おい!村を出るのは明日の夜明けにする!
ただし明日は泣くな!いいな?」
小春「……!……はい!」
かごめM「へえ……」
N[場面は切り替わり、小春が弥勒の風呂の湯を沸かしている。
薪を取りに行こうとその場を離れた時、小春の前に神無が現れ
小春から魂を抜き去る。
そのころの犬夜叉達は小春の手料理を味わっていた」
七宝「美味いのう!この煮物は!」
かごめ「ほんと!健気じゃない、小春ちゃん。
弥勒様に喜んでもらおうと思って、一生懸命に作ったのよ?」
N「犬夜叉が剣を取る」
かごめ「犬夜叉?」
弥勒「囲まれていますね……」
かごめ「え?」
弥勒「せっかく小春が作ってくれた夕飯が、冷めてしまいますなあ……」
犬夜叉「あぁ、しかし妙だ。妖怪の臭いがしねえ」
弥勒「とにかく、様子を見てきましょう」
【BGM≪死闘≫】
https://youtu.be/_P_tY_MlV1U?list=PLvmoVFy7lehxMSPSx9_awOtaW7Rw_Ssz6
N「家から出ると大勢の村人がそれぞれ手に武器を持ち、
犬夜叉たちを取り囲んでいた」
犬夜叉「なんだこいつら」
犬夜叉「全員村の連中か?」
弥勒「何かに操られているんでしょうか?」
N「村人が犬夜叉たち向かって襲い掛かる。
犬夜叉と弥勒、そして雲母は村人を傷付けないよう応戦する」
【BGM フェードアウト】
N「その様子を見ていたかごめ達のもとに、慌てた様子で小春が駆け寄ってきた」
小春「た、大変です!」
かごめ「どうしたの?小春ちゃん」
小春「妖怪が現れて、村長様たちを!」
N「小春の話を聞いた三人は、村長のもとへと向かう。
しかし、時すでに遅く、村長たちは妖怪の手にかかり倒れていた。
すると奥の部屋から神無が現れ、それに気づいた珊瑚は飛来骨を掲げ
神無に投げつける。しかし飛来骨は神無の術に跳ね返され、珊瑚に直撃する」
かごめ「珊瑚ちゃん!七宝ちゃん!
……珊瑚ちゃん、大丈夫!?」
神無「かごめ……」
N「神無に操られた小春がかごめを羽交い絞めにする」
かごめ「小春ちゃん!?なに!?」
神無「魂頂戴……」
N「神無がそう呟くと、神無の持っていた鏡から
怪しげな光が漏れ出し、かごめの目から光が消え、
神無の鏡に魂を吸い取られる。
そのころ犬夜叉と弥勒、雲母は狂暴化した村人たちの相手をしていた」
弥勒「犬夜叉!手加減するんですよ!村人は操られています!
傷つけてはいけません!」
犬夜叉「わかってらあ!つっても!これじゃあ‼ラチあかないぜ!」
神楽「全く呑気だねえあんたら」
N「唐突に響く女の声、それに反応して犬夜叉と弥勒が声の方に振り返る。
そこには村人の中心に立ち、微笑む神楽の姿があった」
神楽「皆殺しにしちまえばいいだろう?二度と起きてこられないようにさ」
【BGM≪襲撃≫】
https://youtu.be/b5019dV7qJI?list=PLvmoVFy7lehxMSPSx9_awOtaW7Rw_Ssz6
弥勒「神楽……!」
犬夜叉「てめぇまたッ!」
神楽「フッ、もっとも……皆殺しにできるなら最初からやってるか」
犬夜叉「村の連中を操ってたのは貴様か!」
神楽「あぁ、そうさ。魂のない奴らは死人(しびと)と同じだからね」
犬夜叉「魂がない?」
神楽「今頃、かごめとかいう女も、魂を吸い取られてるさ」
犬夜叉「何だとッ!?」
弥勒「という事は、もう一匹妖怪がいるのか!」
神楽「さあ、鉄砕牙を抜きな!犬夜叉!
今度はこの前みたいにいかないよ!」
N「神楽の言葉に動揺する犬夜叉」
神楽「どうした犬夜叉、怖気づいたのかい?」
犬夜叉「クッ……」
犬夜叉「弥勒、おめえかごめ達の所へ戻れ!」
弥勒「犬夜叉、お前は!」
犬夜叉「決まってんだろ……!
俺はこのアバズレを片付ける!!」
神楽「風塵の舞!」
N「神楽の風塵の舞が犬夜叉を襲う、犬夜叉もまけじと鉄砕牙を抜き応戦する」
犬夜叉「行け!弥勒ッ!」
弥勒「分かった!」
神楽「今から行ったって無駄さ!」
N「雲母に道を開けてもらいながらかごめの元へと向かう弥勒。
宿泊していた民家へたどり着くと、そこには気を失っている小春がいた」
【BGM フェードアウト】
弥勒「小春……!小春!しっかりしろ!小春!」
N「弥勒の言葉で目を覚ます小春」
小春「あ……!怖かった!弥勒様!」
弥勒「しっかりしなさい、もう大丈夫です」
N「安心した顔を見せる弥勒、だが小春はまだ操られており
手にした包丁を抱え弥勒に構える……。」
【EDテーマ≪深い森≫】
【BGM≪決戦の時≫】
(アニメ通りに流すのであれば8秒程からです。
そのまま流しても違和感はないので好みで)
かごめ「妖力が増している。奈落は神楽を、そして今度は、
神無という自分の分身を作り出していた!
その手に輝く四魂の光、あの欠片は桔梗が私から奪ったもの!
それがどうして奈落の手に!?
神楽の起こす風の中で、犬夜叉は鉄砕牙を振りぬいた!
弥勒様の風穴、そしてあたしの破魔の矢で今度こそ奈落を仕留めてやる!
次回、犬夜叉!破られた風の傷!お楽しみに!」
©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000