GREEN BOOK ★★★★

 

 

 

キャスト

ヴィゴ・モーテンセン

マハーシャラ・アリ

リンダ・カーデリーニ

 

 

 

 

1962年ニューヨーク

高級クラブで用心棒として働くイタリア系白人のトニー(ヴィゴ・モーテンセン)

クラブ改装のため数ヶ月間閉鎖すると知らされたトニーは

家族を養うため仕事を探す中

黒人のピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と出会う

黒人差別が色濃く残る南部へのコンサートツアーを計画していて

クリスマス前までの2ヶ月間のツアーに同行するドライバー兼ボディガードを探していた

 

 

ドクター・シャーリーに、それなりの金額を提示されたトニーはいったんは断るも

仕事を受けることにする

 

コンサートツアーへ出発の日

トニーはレコード会社から

「ドクター・シャーリーが

どれか1つでもコンサートへの出演を見逃したら給料は支払わない」と伝えられ

“グリーンブック”という黒人でも宿泊可能な宿のガイドブックが渡される

 

トニーは家族に別れを告げると

ドクター・シャーリーと一緒に南部へ向かう

 

 

ドクター・シャーリーがピアノを弾く姿を見たトニーは

彼のピアノの才能に圧倒される

 

道中でケンタッキー・フライドチキンを見つけたトニーは

ドクター・シャーリーが1度も食べたことがない事を知ると

ドクター・シャーリーに強制的に食べさせた

ドクター・シャーリーは思いのほか美味しいフライドチキンを

トニーと一緒に楽しそうに食べるが

トニーがソフトドリンクの紙コップを道路に投げ捨てると

それを拾うよう注意する

 

 

 

 

 

ホテルに到着すると、トニーは妻ドローレス()に手紙を書き始める

しかし教養がなく彼の幼稚な手紙を見たドクター・シャーリーは

アドバイスをし、ロマンチックな手紙へと変貌させる

 

 

 

ある夜、ドクター・シャーリーが1人でバーに行くと

白人たちに暴力を振るわれる

電話を受けたトニーは彼を助け出すと

1人でどこにも行かない事を約束させる

 

 

 

次の白人の主催者のコンサートで

トイレを使おうとしたドクター・シャーリーは

主催者から外にある黒人のスタッフ用トイレを案内される

そのトイレを使う事に抵抗を感じたドクター・シャーリーは

トイレに行くためだけにホテルへ戻る事にするが

ひどい扱いを受けながらも

白人の人々と笑顔で握手をする様子を見たトニーは理解に苦しむ

 

 

 

次のコンサートへ向かう2人は白人警察に止められ職務質問を受ける

白人のトニーが黒人のドクター・シャーリーのドライバーをしている事に

疑問を持った白人警察官は

トニーのイタリア系の名前を聞くと

イタリア系の彼を差別する様な発言をした

トニーはその警官を殴り

ドクター・シャーリーも一緒に拘置所へ入れられる

ドクター・シャーリーは

知人である司法長官のボビー・ケネディに電話をし2人は釈放される

 

 

 

最後のコンサート会場へ到着した2人は

コンサート会場のレストランで食事をとろうとするが

ドクター・シャーリーは黒人である事を理由に入店を拒否される

 

自分を入れないとコンサートをしないと言うドクター・シャーリーを説得するよう

責任者から金を見せられるトニーだったが

それを断りドクター・シャーリーと共に黒人専用のレストランへ行く

 

ドクター・シャーリーはそのレストランにあったピアノを演奏し

周りの黒人達から拍手喝采を受ける


 

 

2人は最後のコンサート会場に戻る事無くニューヨークへと戻る

クリスマスに家族の待つ家に帰る約束をしているトニー

車を走らせるも雪のため思うように進めない

トニーは車を運転することに限界を感じ始め、睡魔に負ける

 

クリスマスまでに帰宅すると妻に約束していたトニーの代わりに

ドクター・シャーリー自らが運転し

トニーを彼の家の前で下ろした

ドクター・シャーリーは「メリークリスマス」と言うと

トニーのクリスマスディナーへの誘いを断り

その場を後にする


 

トニーがクリスマスディナーを囲んで皆と食事を楽しんでいると

誰かが訪ねて来て、ドアを開けるとドクター・シャーリーが立っていた

ドクター・シャーリーに初めて会ったドローレスは彼にハグをすると

「トニーの手紙を手伝ってくれてありがとう」とお礼を言う

 

ドクター・シャーリーのドライバーの仕事を終えたトニーは

クラブの仕事へ戻ったが、

2人は2013年に数ヶ月違いで亡くなるまでずっと友達でいた

 

 

 

 

 

 

 

感想は・・・

 

 

 

久々の洋画でした

韓国ドラマにはまる前までは大好き洋画!

洋画ばかり見ていた

 

また、注目された良い映画を時間のある時に

見ようと思っております

 

アカデミー賞を5部門受賞

 

2人が乗る車がすごい😅

キャデラック

アメリカらしい

 

 

 

差別問題

アメリカの南部の方が色濃く強い

トイレ、レストラン夜の外出禁止

なのにコンサートには呼ぶんだ

 

 

 

もともとはクラシックを学んだシャーリー

黒人専用のレストランで弾いたクラシック、ジャズ良かった!

 

 

「暴力は敗北だ。品位を保つことが勝利をもたらすのだ」

 

 

「俺のほうがよっぽど黒人だ。家族を養うために働いている。

それに比べて、あんたの住まいは城のてっぺん。

金持ち相手の演奏会。

俺は裏町 あんたはお城 俺の世界の方が黒い!」

 

「私は一人で城住まいだ。

金持ちは教養人と思われたくて私の演奏を聴く。

その場以外の私はただのニガーだ。

その蔑視を独りで耐えている。

黒人でも白人でも男でもない私は何なんだ?」

 

 

 

2ヶ月の旅の間に2人は打ち解けていくのですが

トニーの黒人差別のシーンが

家で黒人が使ったコップをごみ箱に捨てたシーンくらいで

もっと、色濃く差別が描かれていたら

感動が大きくなっていたかも

 

 

2度目の警官に止められるシーン

またか・・・と思ったら

ちらりとドクターを見た後

タイヤがパンクしていないか?と・・・

ホッとしました

このシーンからも

エンディングが近いことが分かります

 

 

ドクターがトニーの代わりに運転している場面

微笑んでしまいました

そして、

ドローレスがドクターにハグし

耳元で手紙のお礼を言うシーンも良かった~

 

彼女はゴミ箱からコップを拾った人だったので

さほどの差別意識はなかったんでしょうね

 

 

 

拘留された時にドクターが電話した相手は

「ロバート・ケネディ」

ロバート・ケネディとは

当時のアメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの実の弟に当たる人

 

ジョン・F・ケネディは、黒人差別問題に積極的で

1960年にはキング牧師が人種差別反対のデモを行い、逮捕された際

釈放されるように働きかけた