王になった男  ★★★★

 

 

キャスト

 

ヨ・ジング(二役)

イ・セヨン

キム・サンギョン

チャン・グァン

ユン・ジョンソク

クォン・ヘヒョ

チャン・ヨンナム

 

 

 

 

 

 

 

王の死により朝鮮の新王に即位したイ・ホン(ヨ・ジング)

暗殺を恐れ眠れぬ夜を過ごしていた

そして恐怖に怯え

先王に縁のある者を次々と処刑していった

 

一方、王様を笑いの種にした出し物を演じる

道化のハソン(ヨ・ジング)が漢陽へとやってきた

だが都である漢陽では王ではなく

王妃と側室の宣化堂を笑いの種にするのが流行していた

恐怖政治により絶対的地位を築いたホンだったが

王はいまだ暗殺に怯え

側近の都承旨イ・ギュ(キム・サンギョン)に

自らを守るための策を講じろと命じるのだった

 

 

 

 

策略により王妃の父であり忠臣である府院君ユ・ホジュン(イ・チャニョン)は

謀反の罪を着せられる

そのことで意気消沈する都承旨イ・ギュは

ある日妓楼で王と同じ顔の道化ハソンを見つける

そして王イ・ホンは王宮を抜け出し

道化のハソンは多額の財をもらうことを条件に

王の代わり役を引き受ける

イ・ギュとチョ内官(チャングァン)から

手ほどきを受けるハソン

だが左議政シン・チス(クォン・ヘヒョ)が

何者か知らなかったため府院君を

斬首に処す許可を与えてしまう

 

 

 

 

王に会い府院君斬首の命を受けたイ・ギュは勅書を作成する

しかしハソンは王妃ソウン(イ・セヨン)との約束を守るため

府院君を流罪にする

ハソンの妹のダルレ(シン・スヨン)は

妓楼でシン・チスの息子に目をつけられてしまい

使用人に騙されシン・チス邸に連れて行かれる

 

その頃、王に夜食を運んできた女官がその夜食を口にし死亡

ハソンは王の身代わりに死ぬ役目であることを悟り逃亡する

妓楼に戻り妹の身に起きたことを知り

シン・チス邸に乗り込むハソン

しかし犬扱いされ叩きのめされる

 

 

 

王宮から逃げ出したハソンだったが

妹ダルレを襲ったシン・イギョムに復讐するため

再び王宮に戻る

王イ・ホンは山奥の寺に身を潜めて療養するが、

弟のユルを殺した罪悪感に苛まれ

まだ弟が生きているかのような幻聴が聞こえるようになる

朝廷では大妃(チャン・ヨンナム)が王を引きずりおろそうと

晋平君(イ・ムセン)と機を狙っていた

 

 

 

 

冷酷な王に対し心を閉ざしていた王妃は

王の変化に気づき次第に心惹かれていく

ある日、王妃を訪ねた側室の宣化堂(ソ・ユナ)と淑媛

出された茶を飲んだ宣化堂は

茶に入っていた毒により倒れてしまう

犯人捜しが始まる中、王妃に不利な証拠が見つかる

 

宣化堂に毒を盛った犯人とされたのは

王妃付きのパク尚宮(キム・スジン)であった

取り調べが進む中、パク尚宮は毒殺され

王妃ソウンは窮地に陥る

実行犯の自白により廃妃を免れるソウン

いよいよ王宮を去る時が来たと覚悟を決めるハソン

一方、心を病んだ王の姿に衝撃を受けたイ・ギュは

ある決意を固めていた

 

 

 

 

 

かつて夢見た世の中を作ろうと決意したイ・ギュは

大同会の仲間を集めるようウンシムに指示する

ハソンに王と同じ傷を負わせたイ・ギュは

内医院の診察を断らせ

他の者の拝謁を止めさせた

だが王妃ソウンだけは毎日のように薬を煎じて王宮を訪れ

ハソンとソウンの距離は縮まっていく

 

 

 

米で貢納品を統一する大同法の再施行の話が持ち上がるが

そのためには計算能力にたけたチュ・ホゴル(イ・ギュハン)の

力が必要だった

チュ・ホゴルは横領の証拠を提出し

さらにシン・イギョムに命を狙われたことを告白

 

一方、療養のため寺に身を寄せるハソンの妹ダルレは

東屋の中でハソンとそっくりな男を見かける

体が弱り御医に静養を進められたソウンは

王宮を離れるがハソンが恋しくなり早々と王宮に戻る

王宮へ戻る途中、重陽の節句で

賑わう街を見物することにするが

ダルレの消息を探りに王宮を出ていたハソンと鉢合わせる

だがその頃、東屋から抜け出した王イ・ホンも街へと繰り出していた

 

 

 

 

 

ダルレの手を借りて寺を抜け出した王イ・ホンは王宮に戻る

ハソンが王妃ソウンと市場の散策を楽しんで王宮に戻ると

ホンが待っていた

ホンは不在中にハソンが都承旨イ・ギュと

大同法を施行しようとしていたこと

ソウンとの距離を縮めていたことに憤り

都承旨にハソンを殺させようとした

しかしそれだけでは許せないホンは

山奥にハソンを捨てトラの餌にするようムヨン(ユン・ジョンソク)に命じる

 

 

 

 

穴に落とされたハソンが

ムヨンに引き上げられ王宮へ戻る

その頃、王は体調を崩し気を失う

 

そんな王を見て決意を固めたイ・ギュは

玉璽を持ち出し王命として大妃殿を封鎖し

再度、王を王宮から離す

王宮に戻ったハソンは大切な人を

守れる力をもつ本物の王になりたいと告げる

そんなハソンにイ・ギュは

今後どんな危険が迫ろうとも守ってやると約束する

 

 

 

 

洞窟で意識を取り戻したイ・ホンは

イ・ギュの用意した誕生日の祝い膳を食べる

その後イ・ギュに誘われ海へ行き祝い酒を飲むが

ホンは突如その場で倒れるのであった

 

朝廷から追い出されたシン・チスは王と同じ顔の道化の話を聞き

晋平君と手を組んで王を陥れようと計画する

王と道化がそっくりだという張り紙が貼られる

 

 

 

 

 

追い込まれたイ・ギュとハソンはチスの財源を絶つことを決意し

朝廷にて大同法の施行を宣言する

そんな中、惹かれ合うハソンとソウン

二人の気持ちを知ったイ・ギュはハソンに

ソウンへの気持ちを断ち切れと諭す

 

 

 

ハソンに思いを伝えようと恋文をしたためるソウン

書庫の本の中にそっと恋文を忍ばせ戻ろうとした際

ハソンが書写した紙を見つける

だが王イ・ホンとは明らかに違う筆跡に気づいてしまう

 

ハソンが王の代わり役だと知ったソウン

イ・ギュから本物の王イ・ホンが死んだことを聞き

罪の意識を感じ王宮を出てしまう

ハソンはソウンが必要だと連れ戻すことを決意

 

 

 

シン・チスに正体を明かしたハソン

妹のダルレを救いたければ

イ・ギュを罪人として処罰するよう脅される

しかし尋問の場でハソンが罪人と名指ししたのはシン・チスだった

 

 

 

 

王妃ソウンは百花茶を飲み続けたために

不妊になったことを医女から告げられる

その黒幕が大妃だと知り激怒するハソン

 

イ・ギュは大妃に会い府院君殺しの黒幕が

大妃であることを自白させ、廃母につなげる

ハソンに王殺しついて問われたイ・ギュは、自らの罪を認め

ハソンの足手まといになると都承旨の職を辞すことを願い出る

 

 

 

 

晋平君とシン・チスを中心とした反乱軍が城門を破る

 

 

 

ハソンはイ・ギュを救うため

晋平君とシン・チスを朝参に招く

朝参が始まり密書の存在が明かされ

イ・ギュは罪を問われる

ハソンに国の将来を託したギュは静寂を破り

護衛の剣を奪って晋平君を斬る

そしてイ・ギュもまた護衛の剣によって斬られてしまう

すべての罪が暴かれた大妃は

廃母となり毒薬を飲まされ最期を遂げる

 

 

 

 

世継ぎがいないことから

臣下から側室を迎え入れるようすすめられたハソンは

自分の子ではなく帾城君(ユン・パク)に

譲位するつもりだとソウンに打ち明ける

譲位したら民に戻りたいというハソンに

ソウンは王宮の外でもずっと側にいることを約束する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすが、子役からの鍛え上げ

ヨ・ジング君成長して上手ですねえ

王イ・ホンと道化ハソンを一人二役

性格も育ちも全く違う二人を演じ分けました

目つきが違いました

 

王になった男」はイ・ビョンホン主演の映画を

以前見たのですが

イ・ビョンホン、さすがで上手だなあと思いながら

道化から王になった直後のおどおどしたシーンしか

覚えていないという・・・

もう1回見たくなりました

 

 

 

 

 

ハソンと王妃が心を寄せ合ってからは

この先どうなるのかと思いました

まさか都承旨が殺してしまうとは・・・

国を憂う都承旨が国のためとはいえ

殺してしまうという展開に驚きました!😱

 

チョ内官やムソンを人柄で味方にしましたが

都承旨がハソンの人間らしさと聡明さに触れ

敬意を払いこれから仕えますと

忠心を捧げたときはホロリとしました

・・・が、しかし道化が王に?

 

結局、王宮と血のつながりがある帾城君が王位につき

ああ、こうなるのかと・・・

 

 

都承旨の師でキル・サムボンと聞くと

六龍が飛ぶ」のサムボンを思い出しましたが

時代が違うので違うのですよね

 

 

 

王宮は怖いところだと何度も見ていますが

同じものを2回食べてはいけないのですね!

その食品が好きだと思われて

毒を盛られる可能性があるから😱

心休まる時などないような王の座

それでも権力というものは魅力的なのですね

 

いろいろな人が今までに演じてきた光海君がモデルらしいのですが

光海君はドラマになりやすいですね

 

 

 

OSTで史劇らしくないショパンのセレナーデが何度も流れます

そのたびに「夏の香り」がちらついていたのですが

ハソンと王妃のぎこちなく

初々しい二人の愛によく合っていたなあと思います

この音楽がとてもよかった

 

 

 

 

 

 

チョ内官の温かさも良かったですね

癒しでした

 

シン・チス役のクォン・ヘヒョ

いつもひょうひょうとした良い役のイメージですが

今回は悪い奴でした

顔も本当に悪い奴で😅

 

大妃吠えましたね~

サイコだけど大丈夫」では本物のサイコで怖かった

 

 

 

最初のシーンで先王の臨終シーン

えっ?似てる・・・まさか・・・と思ったら

やはり、チャン・ヒョクのカメオを出演でした

もっと出ればいいのに!