生命線といふ糸が

絡まって

身動きとれぬ

生命線といふ糸に

首を絞められて

死ぬ

生命線といふ糸は

途中で解れて

漂う

生命線といふ糸は

実に丈夫
実に脆い


生命線といふ糸は


時計の針と

繋がれた僕の体

ずっと前から


その距離から
絶えず



信号を送る


そう、

明日もきっと
生命とは実にお互いを知る。繋がりを求めた。いやそんなことは知らないよ。いつだれと繋がるかも。この小さな世界の無作為の繋がり。その見えない糸を手繰り寄せて、君を呼び込みたい。嗚呼、私はあなたの目にする春に漂うのです。