月の裏側に
なにをみた
なにをみた
君の背中に
もたれかかって
きょうも過ごしてた

望遠鏡なんか
なくても
見えるよ
きっと
ぼくにも
見えた

だから
今日くらいは


真逆の太陽を
見ようとする


そう
明日になれば
また


昇るよ
亀の上の大きな山の
てっぺんまで


そして
また
落ちるよ落ちるよ

あの碧に




少なからず
ある程度
段階を踏んで
横断歩道は
白いとこだけ
夜は星だけ
朝は霞だけ
夏は雲だけ
冬は光だけ

のって

漂うのです

足をつけないで

ただ浮遊するのです

そしたら

何か見えたよ

きっと