早いもので故郷へ帰ってきて
3日経ってしまった。
本日の予定は八甲田山。
実は元々十和田湖～八甲田の予定だったが、
出発直前に、実家からだと
八幡平の方が近いのではと思い、
いったんは十和田湖～八幡平へと
ルート変更したのだが、
十和田湖湖岸を巡って
奥入瀬渓流沿いにドライブしているうちに、
ここからだと八甲田の方が近い、となって
急きょまたまた八甲田に変更したのだった。
行き当たりばったりが得意な、
変な夫婦だからこそできる芸当である。
さて、十和田湖目指して走っているうちに
新郷村に入ってきていた。
【新郷村にある鐘楼のある消防詰所】
このようなレトロ建物には
ほんとワクワクする:*:・(￣∀￣)・:*:
ここまで来たら予定外だけど、
例の『キリストの墓』に寄りたい。
ということでナビを設定した。
到着してびっくり。
えらく整備されてきれいな駐車場が。
そして整備された遊歩道を
キリストのお墓の方に
上がって行ってまたびっくり。
お墓の周りは整備され、
立派な『キリストの里伝承館』が
建っているではないか！
【伝承館のステンドグラス】
なにしろ以前ここに来たのは
20年位前だからな。
その時の伝承館は
こんなに立派な建物では
なかったように記憶している。
お墓にお参りして、
伝承館の中を見学し、
再びのロマンとミステリーに浸るのだった。
しかし、不思議なものだ。
ゴルゴダの丘で処刑されたのは、
実は弟のイスキリだというのだ。
刑を逃れたキリストは、
はるばる日本の八戸に上陸し、
新郷村（旧戸来村）へやってきたという。
このお墓を守り続けてきた沢口家当主は、
代々、背丈が大きく鼻が高い赤ら顔の
日本人離れした容姿だった、とか
沢口家の家紋は、
ダビデ王家の紋章とそっくりだとか、
この地域の摩訶不思議な盆踊り
（私の実家の方の盆踊りもこれ）
『ナニャドヤラ』のこととか…
ただ、このキリストの墓は、
実はキリスト教信者だった
ロシア人の墓だという話もある。
しかも、その当時、新郷村近辺にあった
尾去沢（おさりざわ）鉱山では、
実際ロシア人が働いていた
という記録があるらしい。
ともあれ、
真実を突き止めなくてもいいのではないか。
永遠の謎・ロマンとして
ワクワクしながら、
いろいろ思いを馳せるのもいいものだ。
近くには、5万年前のピラミッドだと
言い伝えられている‘大石神ピラミッド’という、
周囲12mの巨石をはじめとする
巨石群があるが、
残念ながら時間的に見ることができなかった。
またの機会に来ようと思う。
不思議の村‘新郷村（旧戸来村）’
近くには温泉もあるし、
「いがったら、寄ってみでけで」
キリストの墓をあとにし、
十和田湖へと向かう。
十和田湖は秋は格別だが、
いつ見ても素晴らしい！
瞰湖台（かんこだい）展望台
からしばし十和田湖を堪能。
‘心が洗われる’とはまさにこのこと。
予定では、このあと南の方へ下がって
八幡平へ行くことになるのだが、
ここまで来たら奥入瀬渓流を見たい、と
そちらに向かう。
高校生のとき、校外活動で
この渓流沿いの遊歩道を
歩いたことなど思い出す。
全区間ではなく
一区間（3時間くらい）だったけど。
私にとって、
暗黒時代とも言える高校生活の中で、
数少ない楽しかった思い出の一つだ。
自然の中を歩く楽しさを知っている自分は
幸せ者だと思う。
年齢の割にはまだまだ歩きは大丈夫、と
自惚れているのもちょっと危ないが。
今回は時間がなくて残念だったが、
いつかの秋にでもこの渓流沿いの
遊歩道全区間（約15km・5～6時間）を歩きたい。
そして、ここで前述の‘行き当たりばったり’が
頭角を現したのだ。
ここまで来たら八甲田の方が
近いじゃないかということで、
目指すは八幡平から八甲田へと急きょ変更。
優しさや猛々しさ、
いろいろな表情を見せてくれた
奥入瀬の流れをあとにした。
…帰省3日目後半につづく…
※紅葉絶景スポットとしては青森県内1位を誇る
『蔦沼』の紅葉見頃は10月中旬～下旬です。
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2年前ここの紅葉ハイキングツアーで行った
『横谷峡・御射鹿池』も良かったよ♪