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正直この日のことは途中から全く覚えていない。

 

だけど、この日からわたしのマタニティ生活は一変した。 

 

毎日泣きじゃくり、家からは一歩も出れなくなった。

 

周りとの関わりも全て受け付けられなくなっていった。。

 

 

 

 

 

エコーには明らかに前回より大きくなった可愛い赤ちゃんの姿が写っていた。

 

手足をバタバタさせて元気いっぱいだった。

 

良かったー!元気に動いてるー!!

 

エコーを見ながらにやにやしていた。 

 

 

あれー?今日の診察はいつもより長いなぁ。 

  

 

何度も同じところを見ているような? 

 

 

……何?何なに??

 

通常3分にも満たない内診なのに、教室はもう既に5分は軽く超えている。 

 

次第に何か不穏な予感が押し寄せてくる。 

 

心臓が激しく波打ち、唾がうまく飲み込めない。ものすごく動揺していた。 

 

 

『はい。いいですよ。そのまま診察室へどうぞ。』

 

 

なんだー!ただじっくり見てただけなのか~😆

 

ホッとして、診察室へ入りました。

 

 

『………。えっとですね…ハッキリとは言えないんだけど、赤ちゃんの首の後ろに浮腫があるようです。 

 

赤ちゃんの向きが正常な場所ではなかったから、正確ではないけれど、現段階で4ミリくらいむくんでるようです。』

 

先生は口では4ミリって言ったけど、チラッと見えたカルテには5ミリって書いてあった。

 

  

 

知ってる。ネットで見たことがある。

 

染色体異常…

 

心臓疾患…

 

死に至ることもある…

 

 

頭が真っ白になった。 

 

涙さえ出なかった。

 

ただ呆然としたまま、エコー写真を見つめることしか出来なかった。 

 

 

先生は必死にフォローしてくれたけど、何一つ頭に入ってこない。

 

なんで…

 

嘘でしょ…

 

 

 

待合室で順番待ちをしている妊婦さんが、私の顔を見て驚いているのが分かった。 

 

お会計を済ませて、車に乗った瞬間に、涙が止まらなくなり声をあげて泣いた。

 

1時間くらい泣いただろうか、主人に電話をして説明したが、途中からまた涙が止まらなくなった。

 

ごめん。また赤ちゃん流産してしまうかもしれない…あなたの赤ちゃん、産んであげられないかもしれない。

 

ごめん…ごめん…ごめんなさい。。

 

 

主人も、私の両親も、主人の両親も、今回の妊娠を心から喜んでくれていただけに、辛くて申し訳なくて、、、

 

ごめんなさい。ごめんなさい。私には赤ちゃんは産めないんだ。

 

ずっとそう思っていた。

 

帰ってからは、パソコンにかじりついて胎児浮腫について調べてまくった。

 

寝る間を惜しんで、泣きながらずっと調べた。 

 

いい情報より、悪い情報の方が現実味があって、更に追いうちをかける。

 

この日は、ただただ泣くばかりで何も出来なかった。