吾輩はプーで有る。職はまだ無い・・。

 

今回は約2年前に投稿した

添付のとおり、日本人のパスポート保有率は20%を切り、内向き傾向に拍車なる記事を投稿したが、先日テレビでその後のアップデート的な内容が放映されていた。

 

テレビによると、

コロナの影響で、日本人のパスポート保有率は更に低下し、17%になったそうだ。6人に1人しか持って無いことになる。

もともと保有率は20〜25%の間程度と高くはなかったが、これだけ減ってくると将来的には何かしらの悪影響は免れないだろう。

 

<円安の影響>

「グローバル化に対応した英語教育改革」として、2020年から小学校での英語が必修化されている。個人的には良いことだと思っているが、将来的に実を結ぶかは疑問だ。

コロナにより海外への渡航が困難になったが、その後の円安で海外での学びは更に困難になっている。国内に留まる限り、英語の必要性は希薄になるからだ。

・高校修学旅行の海外実施比率

コロナ前は10%前後の高校が海外修学旅行を実施していたが、2023年では1%未満。家計への負担で敬遠されている。

・大学生の留学者数

コロナ前は11万人弱。2022年は6万人弱だ。回復傾向にあるが、留学先が興味深い。人数的には、アメリカ、カナダ、オーストラリアの順に多いが、前年比では、フィリピン、タイ、オーストラリアの順で、フィリピンはなんと23,000%だ。欧米と比較して安価な地域への留学が増えている。

・外国語・国際系学部の人気低下

大学受験において、人気が低下(受験者数減)すれば偏差値も低下する。

人気校のMARCH関関同立でも2020年時と2024年時を比較すると、多くの学科で2.5〜5ポイントほど偏差値が大きく下落している。

 

上記から鑑みるにZ世代の海外・英語離れは顕著に思える。グローバル化に対応した英語教育とは程遠い状況なのだ。

理屈は

生きた英語(外国人)に触れない→英語は不要(喋る機会が無い)

→日本で十分楽しい(海外に興味無し)→パスポートは要らない

な感じだろうか。

 

しかしこの状況だと、英語ができる学生(帰国生とか)にはメリットがある。

例えば大学受験だ。

人気校・難関校の英語配点は他教科より高い。単純に有利だ。

更に英検等の外部試験を利用しての英語受験校(私大)は増えており、国、数、社のいずれかに特化した受験勉強をすることができる。

社会人になってからは、更に絶大な差(収入、職種選択等)を生じさせることができる。

 

 

英語は必須だ!